GYRO flowメモ
https://gyroflow.xyz/
強力な手ぶれ補正ソフト。
フリーソフト。アカウントとかも必要なく、ダウンロードしてすぐ使える。
モーションデータがあるとより精度の高い補正ができる
傾き、加速度情報など。アクションカムなどでは録画と同時に動画に埋め込まれている場合が多い。
無くても実用には十分な精度。
レンズプロファイルはレンズの歪みを調整するためのデータかと思われる
使い方
まず1分くらい程度の短いやつから試すべき。
動画をD&Dする。
とりあえず「同期」の「自動同期」ボタンを押す。動画の解析がはじまる。
再生の前に「スタビライズ済をプレビュー」アイコンをオンにしておくこと。
スタビライゼーション
スムージングなし: 素の状態。手ぶれ補正はかからない。
デフォルトスムージング:カメラの向きを追うが、なるべく画面内に収まるように調整する。通常はこれ。
プレーン3D:カメラの向きを完全に追う。カメラの動きによっては大きく画面外に移動してしまう。
カメラの向きを固定: 3D空間上のカメラの向きを指定する。ロール、ピッチ、ヨーで向きを指定。
滑らかさ:MAXから試して、やりすぎだと思ったら下げる。0で全く補正しない。
モーションデータがあれば撮影中のフレームの「絶対傾き」が取れるのでプレーン3Dも効果的だが、動画のみの状態ではズレが大きくなるためデフォルトスムージングにしておくのが無難。
トリム範囲内のみ
タイムラインで指定したトリム開始時間~終了時間のみ補正を適用する。
トリム範囲の指定の有無にかかわらず解析は動画全体に行われるので、長い動画は短くカットしてから適用することをおすすめする。
滑らかさの上限
小刻みに動く手ブレをどの程度抑え込むか。大きく取るほど滑らかになる。
どちらも真ん中くらいが良いように思う(検証中)
水平線をロック
水平位置が傾かないようにする。
モーションデータがあれば別だが、動画のみの状態では使い物にならない。のでオフ。
ズーム
ズームしない:動画をズームしない。
ダイナミックズーム:動画をズームして奥行き側の手ブレを補正する。
固定ズーム:ズーム倍率を指定する。ズーム補正しないのと同じ。
FOV
画面に対する動画サイズ。違和感のない動画を作るには、手ブレの幅を吸収するためにFOVを小さくして画面端の「動く範囲」を画面外に追い出す必要がある。逆にFOVを大きく取ると、黒枠が見えてしまう。画面の中心のみ写せれば良いならFOVを小さくしても良いが、画面端に移したいものがある場合は黒枠覚悟でFOVを大きく取るしかない。
ローリングシャッター補正
画面のちらつきを抑える。
追加の3D回転
さらに画面を傾かせたいときに指定。
エクスポート設定
お好みに応じて。NVidiaのグラボを使っているなら「GPUエンコーダを使用」をチェックすること
設定が終わったら「エクスポート」ボタンで出力。