FJ1操作方法メモ
対応バージョン: ver. 0.3.13
本記事の用語設定
デジタルターンテーブル:画面に表示されている丸いレコード盤のようなアレ。本記事では「タンテ」と略記する。
◆基本
◇ファームウェア/バージョン関連
初回起動時
まず充電が必要。バッテリーは空の状態で運ばれてくるので最低10%まで充電する必要がある。
PD対応のわりに(PDで接続しても)充電にかなり時間がかかる。
メーカーの説明から察するに、初期状態の電池残量の数値はわりとデタラメらしい。 10%まで貯まると、ファームフェアアップデート(インストール)ができる。
PCで公式サイトからファームウェアをダウンロードする。 それをFAT32でフォーマットされたUSBメモリに保存する。
自分はexFATで認識せず1ミス。ファームウェアを入れたあとであればexFATを認識するらしい…が念の為FAT32のメディアを最低1つ確保しておいたほうがよさげ
それはなぜか…万が一、現場でFJ1がうんともすんとも言わない最悪な状況でフリーズしてしまったとき、本体裏面の穴を針で刺してハードウェアリセットを試みる必要がある。このとき、工場出荷状態に戻され、ファームウェアも入れ直しになる。工場出荷状態ではFAT32以外のフォーマットのUSBを受け付けないため、この時点でFAT32フォーマットに入ったファームウェアファイルを持っていないと「詰み」になるのだ。
ファームウェアファイルはフォルダの中ではなく、ドライブのルートに置く。
起動して待機状態になっているFJ1のUSBにメモリを差し込むと、確認メッセージが出る。
画面のボタンを押せばインストール開始。終わったらDJデッキの画面が表示される。
ネットの情報によると、その後念の為一旦電源を切って再起動しておいたほうが良いらしい。
電源ボタン長押しで確認ボタンが表示され、押すと電源が切れる。
電源ボタンチョン押しでは画面が非表示になるだけ(スリープ)。FJ1はスリープ状態でもバカスカ電池を食うので、仕舞うときはしっかり長押しして電源を切ろう。
更新
現在インストールされているバージョンより新しいバージョンのファームウェアがみつかると、更新ダイアログが出る
古いバージョンに戻すには、古いファームウェアをセットしたうえで、MENU>システム>再起動してアップデート画面に入る>再起動 (ver 0.3.9で実装)
現在のバージョンを確認する方法(ver 0.3.9で実装)
MENU>システムタブ
旧バージョンであった致命的なバグ
(ver.0.2.4) 再生中/停止中にかかわらず、曲名表示欄の右横の空間をタップすると、再生が停止しAB両方のデッキの内容が初期化される。DJ中にうっかり触ると大惨事になる致命的なバグ。
(ver 0.3.9) 再生中、CUEボタンでCUEポイントにもどると、再生ボタンを2回押さないと再生開始されない。DJは再生開始タイミングのシビアさが求められるため、DJ機器としては致命的なバグ。
未実装らしき挙動
ファンクションノブをTAPに合わせてもなにも起きない。
ファイル画面でFilename/TrackName/BPM/Searchを押しても何も起きない。
サンプラーの音量を調整できない。
再生位置をファイルの先頭に戻す方法がない(シークしていくしかない?)
BPMのフォルダ内捜査ができない
BPMは+/-10%以上変更できない(AUTO SYNCで無理やり合わせる方法はある)
間違って認識しているBPMの修正方法がない
DJMIXの録音
プレイリストがない(予告ではrekordbox互換になるらしい)
◇本体に関するTips
フェーダーつまみが本体をこすらないようにする
3つあるフェーダーのつまみは、サイズ設計がシビアで、上から軽く押さえるだけで本体表面を擦るような作りになっている。動きをよくするため、及び本体に傷をつけないために、紙などを挟んでつまみの下にほんの少し隙間を設けるようにしておくと良い。
具体的には、つまみをはずし(真上に引っ張り上げると簡単にはずれます)、細く切った紙を金具に載せ、プラスチックのつまみをふたたびはめれば、紙一枚ぶん高さを稼げる(好みで枚数を調整しよう)。これだけでもずいぶんスムーズに動かせるようになるはずだ。
◇設定
各ボリューム設定
LINEOUTのボリューム
VOL1ノブをクリックしてMasterのボリュームを調整。
メイン(内蔵)スピーカーのボリューム
VOL1ノブをクリックしてSpeakerのボリュームを調整。
各デッキのボリュームゲイン
VOL1/2ノブをクリックしてGAIN A/Bを調整。
ゲインはベストな音量よりすこし大きめに設定しておき、デッキ側のフェーダーをすこし下げて頭に余裕を持たせておくのがコツ。本番中に曲の音量差が気になったときにさっと修正しやすい。
LINE INのボリューム
VOL1/2ノブをクリックしてLINE 1/2を調整。
ヘッドフォンのボリューム
VOL 2ノブをクリックしてMonitorを調整。
CUEバランス
VOL 2ノブをクリックしてCUEを調整。
50にしておけば、MainOut(MIX済)の音とCUE(Monitorランプがついている側のデッキの音)が半分ずつヘッドフォンで聞けるし、100にすればMainOutの音はヘッドフォンに全く入ってこない。
Filter(フィルタ)
0以上の値でハイパス/0以下の値でローパスフィルタ。
VOLノブの押し込み操作は通常、「次のボリューム設定の項目へ移動する」操作になっているはずだが、Filterの値が0以外のときだけ、ノブ押し込み操作が「0にリセット」の機能を持つ。
Filterの変化量はMENU>FX感度で設定できる。(ver 0.3.9で実装)
この項目だけ「設定」ではなく本番中に使うエフェクトである。つまり本番中はFilterに合わせておくことになるだろう。
クロスフェーダーの挙動を調整する(ver 0.3.9で実装)
MENU>操作設定
ボリュームカーブが真ん中に寄ってる/端に寄ってる/無効/EQのどれかを選べる
個人的感触では、真ん中寄りと端寄りのどちらも、カーブが極端で微妙に使いにくい。1mm動かすだけで大きく音量が変化する。もうちょっとなだらかにならないものか…。
EQは、フェーダを下げるとHIGH(高音)成分が落ちるようにEQがかかる。
◆操作
◇再生前(停止中)
ファイルを読み込む
PCなどからUSBメモリにファイルを保存する。フォルダを掘っておいてもOK。
細かいフォーマットは調べてないがMP3/AIFF/WAVは認識するようだ
FJ1のUSBソケットに差し込む。
イジェクトボタンはない。事前の説明によると(おそらくファイルアクセス中(ランプ点滅中)以外であれば)USBをいきなり抜いても大丈夫とのことだが、メディアの挿抜状況やファイルリストはリアルタイムに更新されないため、操作中に抜き差しすると表示に問題がおきる場合がある。せめてリロードボタンがあればうれしいんだが…。
各デッキのフォルダアイコン📁をタップするとファイルメニューが表示される。
(ver. 0.3.12) ファイル名欄を右にスワイプしてもファイルメニューが表示される。
Filename / Track name / BPM / Searchと▲/▼マークを押してもいまのところ何も起きないが、並べ替えや検索ができるようになるのだろうか
Functionノブでカーソルを上下に操作(ver 0.3.9で設定画面からこのノブの上下を反転できるようになった)
ドライブ、フォルダ、ファイルを選択し、ノブ押し込みで開く
「⇧」アイコンで上のフォルダに移動する
プレイリストはいまのところ対応しておらず、現状だとファイル名の先頭に数字を入れるなどして曲順を管理するしかなさそう。将来的にrecordboxと共用になるようだが…
シークをする
シークの方法は3通りある模様。それぞれ使いづらいので組み合わせて使う必要あり。
大シーク(曲間ジャンプ)
曲停止中に各デッキ上にある波形バーをタップする。
押さえている間だけプレビュー音声が流れる
中シーク(波形送り)
曲停止中、FunctionノブがCUE CLEAR以外に合っている状態でタンテを回す。(スクラッチといっしょ)
小シーク(微調整)
方法1:曲停止中、ディスプレイ中央の波形バーの右側/左側を長押しする。
方法2:曲停止中、スイッチをBPMモードにしてPad3/4を長押しする。
方法3:曲停止中、FunctionノブをCUE CLEARに合わせタンテを回す。
なお、曲の途中から曲の先頭に1ステップでジャンプする方法は今のところ用意されていない。
CUEを打つ
CUEの基本操作
曲停止中にCUEボタンで現在位置にCUEを打つ。
以降、CUE長押しで(一時的に)曲が流れ、離すとCUE位置に戻る。
再生中にCUEを押すと曲が停止しCUE位置に即座に戻る。
初心者の方へ…本番中にタイミングがズレるなどして慌ててしまい、停止→CUEのコンボをかましてしまうのが最もDJがやらかすポカです。停止せずにCUEを押せば本来のCUEポイントに即座に戻るのに、停止してからCUEを押してしまうことでCUE位置が上書きされてしまうのです。
まだフロアに音が流れてないなら、CUE位置にあらかじめHOTCUE(後述)が打ってあればそれを押して戻れます。
もうフロアに音を出してしまったのなら、何食わぬ顔してもう片方のフェーダーを絞ってそのまま再生を続けるのが一番です。
※ver 0.3.9ではCUEで戻ると再生ボタンを2回押さないと再生できないバグがあったが、現在は修正されている。
CUE長押し中に再生ボタンを押すと、離しても戻らずにそのまま再生をつづける、という仕様がある(DJコントローラーとしては標準的な動作)
複数のCUEを打つ(HOTCUE)
複数のCUEを打つこともできる。こちらのCUEはファイルに保存されるため、一度打てば以降は曲データを開くだけで再現される。本番前にひととおり打っておくのが吉。
方法は2通りある
スイッチを切り替えてCUEモードにすると、PADがCUEボタンになる。各PADを押してCUEを打つ。
ファンクションノブをCUE1-4(PAGEを切り替えれば最大12まで)に切り替えて押し込んでCUEを打つ。
CUEをクリアするにはFunctionノブでCue Clearを選択してノブを押し込んだのち、赤くなったCUEに合わせて再び押し込む。
個人的に、CUEクリアは比較的よく使うので、PADを使わず、ファンクションノブの操作のみでCUE登録/クリア操作できるように統一したほうが良いと思う。つまりスイッチのCUEモードは使わない。
CUE1は必ずビート上に打つこと。
どうやらFJ1はCUE1の位置で曲全体のビート位置を定義しているようだ
よってファイルを開いた直後、自動で認識されたビート位置がズレているようだったら、CUE1の位置を調整することで直すことができる。
CUE2以降はどこに置いても関係ないようだ
またFJ1には小節という概念はないようだ
仕様上、曲の途中でBPMが変わる曲には対応できない。
CUE位置(マーカー)はver 0.3.9から波形上にも表示されるようになった。
曲停止中にスクラッチ
再生が止まっているときに画面上のタンテをこする(中シークといっしょ)
ガサガサしていて正直あまりいい音ではない。(音のデカさはver 0.3.9で改善された)
勢いよく弾くとキュルキュルした音がでる。使えそうなのはこれくらい。
ビートスキップ(停止中)
曲停止中にFunctionノブでPAGE1に切り替え、Jump+1/-1/-4/+4...などを選び、ノブを押し込むとその数だけビートスキップ。
明らかにリアルタイムに向かない操作なのでいまいち使えなそう。
◇再生中
波形表示の幅を切り替える
曲再生中に中央の波形バーの中央をタップする
曲停止中にできないのはなぜだろう
ビートスキップ(再生中)
曲再生中に中央の波形バーの左右をタップすると、固定で1ビートスキップ。
曲再生中、FunctionノブがCUE CLEARに合っていると、なぜかタンテの左右が1ビートスキップになる。
再生中のズレたビートの微調整(Pitch Bend)
方法1:スイッチをBPMに切り替え、PAD3/4を長押しして調整
方法2:CUE CLEARにノブをあわせ、タンテの上下を長押しで調整
方法3:AUTO SYNCを有効にする。近いビートに少しずつ調整される。(ver 0.3.12)
Pitch Lockがオンであれば音程が上下せずにすむ。
方法1/2の方法で操作するとAutoSyncは外れてしまう。
ループ
曲再生中、FunctionノブをPAGE1/2/3に合わせておくと、タンテが6分割され1~1/32ビートループのショートカットになる。
このとき、タンテを右回りに回すとループが加速、左回りに回すとループが減速する。隠し機能?
これを利用するとかなり派手でかっこいい繋ぎができるため、覚えておいて損はない。
曲再生中、FunctionノブをSlip 1/8~Slip4に合わせておきノブを押し込むと、直ちにそのビート数だけ前にジャンプし、その区間を繰り返す。簡易ループ。
どちらの場合も、押している間も裏で曲は再生されており、離した瞬間本来の再生位置にジャンプする。
PAGE2/3のLOOP1/8~32を使ってループ設定もできるが、操作が煩雑なので使わない予感。
デッキAでビートだけ永久ループさせておいてデッキBで他の曲を被せることもできなくもないが…。
スリップ(テープストップ)
曲再生中にFunctionノブをSlip 1/8~Slip4 に合わせておきタンテをタップするとテープストップエフェクトになる。
押している間も裏で曲は再生されており、離した瞬間本来の再生位置にジャンプする。
ステレオ効果(Gravity)
曲再生中にTAPに合っていると、タンテを押す位置によりステレオ効果がかかる
使うかなぁ…?
フィルタ
VOL1/VOL2のノブをクリックしてくとFilter A/Bを選択でき、この状態で各デッキのフィルタを操作できる。
ノブの変化量は ver. 0.3.9からMENU>FX感度で調整できるようになった。
VOLノブの押し込みは通常、「次のボリューム調整の項目へ移動する」操作になっているはずだが、Filterの値が0以外のときだけ、ノブ押し込み操作が「0にリセット」の機能を持つ。
フィルタはエフェクターにもある。こちらはデッキAB両方にかかることに注意。
◆再生/停止問わず(いつでも)
BPM(テンポ)調整
PAD下の切り替えスイッチをBPMにあわせる
PAD2(BPM Ctrl)をタップ
画面のカーソルがBPMの下のNowにうつると、FunctionノブでBPMの調整ができる
+/- 10%まで設定できる
個人的には10%じゃ全然足りん…。
ノブ押し込みで本来のBPMにリセット。
もう一回BPM Ctrlをタップでもとにもどる。
PITCH LOCKをONにしておくとBPMが変わっても音程が変わらない。
AUTO SYNCがオンになっていると、もう一方のデッキでのBPM変更操作が自分のデッキにも反映される。
AUTO SYNCであれば10%を超えてもBPM変更がされるようだ
BPMモードでの各PAD
Pad1 … 押すと点滅し、その間、ゆっくり本来のBPMに戻る
遅めのBPMで入って曲本来のBPMに戻す流れを想定しているのだろうか…個人的には逆なんだが。
Pad2 … BPMの指定モードに入る。上記の通り。
Pad3 … 押している間だけ音程がすこし上がる(表示上変化なし)
Pad4 … 押している間だけ音程がすこし下がる(表示上変化なし)
Pad3/4が反応しないときがある?2回押したり3,4を交互に押したりする必要があるかも
サンプラー(ポン出し)
切り替えスイッチをPADに切り替えてボタンを押す
押している長さが0.5秒未満だと頭だけ再生され、0.5秒以上だと最後まで再生される(再生中にもう一度押すとストップ)
PADにWAVを仕込む方法はクイックスタートマニュアルにかかれている
USBメモリにpadsフォルダを作成し、さらにその下にフォルダを2つ作成(例:padA/padB。アルファベット順に若い順にAデッキ→Bデッキに格納)。さらにその下にWAVを並べる。これもアルファベット順にPAD1~4に設定される。
48kHz / 16-bit / ステレオWAV形式
最大60秒
例
/pads/padA/01.wav → デッキA 側 PAD1
/pads/padA/02.wav → デッキA 側 PAD2
/pads/padB/01.wav → デッキB 側 PAD1
エフェクター
デッキAB両方にかかるエフェクト。
各デッキのディスプレイにある【FX】ボタンがオンになってないと効果は適用されない。
効果は以下。
Phaser … トンネル効果
Flanger … ジェット音
Delay … エコー、こだま
Filter … フィルタ
Roll … 連打
Decimeter … ビットクラッシャー。ガビガビ音
Kill All … (GODJ LEGACYのみ)すべてクリア
エフェクターモードにはGODJ LEGACYモードとカスタム設定モード(ver 0.3.9以降)がある。
GODJ LEGACYモード
あらかじめ複数のエフェクトを組み合わせた状態にしておき、FXボタンを押すことで適用する方法。
FX1ノブで効果を選び、FX2ノブでパラメータを調整。
複雑なエフェクトがかけられるのが長所。
適用するための画面上のFXボタンが押しにくいのが短所。本番中に適用するのは苦戦すると思われる。またこれだけFXの種類があるのに事実上1種類のエフェクト組み合わせしか使えないのも短所(本番中に各パラメータを調整するのは現実的ではない)
カスタム設定モード
FX1/2ノブそれぞれに別のエフェクトを割り当てられる。
2つまでエフェクトを使い分けられるのが長所。2つ同時にかけられるので実質3通り。またノブを押し込んでオン、ノブを回してパラメータを変更する、という操作は直感的で使いやすい。画面のFXボタンはオン状態のまま本番中に触る必要がない。
単純なエフェクトしか使えないのが短所。一部のパラメータ変更は画面に触る必要がある
◆俺俺ワークフロー(ver. 0.3.12)
私が実際にDJの現場で行う手順
スイッチは常にBPM固定
前提としてスイッチ切り替え操作はDJ本番中に行うにはあまりにも煩わしくリスキーであるため、「本番中は切り替えスイッチを一切触らない」方針で行く。
サンプラーのポン出しを諦めればBPMかCUEの2択だが、スイッチがBPMであってもCUEを操作する方法は用意されている一方、BPMをノブで直接いじる方法がBPMモードにしかないため、必然的に「スイッチはBPMに固定」になる。
基本的にファンクションノブはCUE1に設定。
CUE1以外使わないので最初からCUE1に合わせておくのが良い
AUTOSYNCがまともになったので、進行に合わせて適宜切り替えて利用する。基本的に「次にかける曲のデッキ」のAUTOSYNCをオンにする。
ただし、BPM検出ミスの境目(BPM160以上で80と認識してしまう問題)でAUTOSYNCを使うと大変なことになるので、正しくBPMが取れてるかちゃんと確認すること。取れてない場合はPAD2を押してノブでBPMを調整する(押し込みでBPMリセットされるのでうまく使うこと)
PITCH LOCKはオン。
まず1曲目は普通にかける。(デッキA)
クロスフェーダーを寄せきったらすぐ反対デッキ(デッキB)のAUTOSYNCをオンにする。
AUTOSYNCをAに残したままBを開いてしまうとBのBPMにAが合ってしまう
デッキBのファイルブラウザを開いて(アイコンを押すよりファイル名欄の右スワイプが便利)ファイルを読み込む。
開いた瞬間にデッキAとBのBPMが合っているはずだが、ちゃんと確認する。合っていなかったらAUTOSYNCをはずし、PAD2を押してBPMをノブクリックで初期化。あとは気合でつなぐ。
曲の最初のビートにCUE1をあわせる。前もって合わせていたらこの手順はスキップ
タンテを回して最初のビートを探す。センター波形表示の左右をタップで微調整。
位置を合わせたらファンクションノブをCUE1に合わせて押し込んで設定。
スイッチはBPMのまま。CUEに切り替えたりしない
デッキBのMonitorをオンにし、CUEで再生してヘッドホンで聴いてズレがないか確認。
入りのタイミングで再生ボタンを押して再生。
AUTO SYNCがオンであれば多少のズレは勝手に合うはず。
クロスフェーダーを寄せきったらすぐ反対デッキ(デッキA)のAUTOSYNCをオンにする。
その後デッキBのPAD1をタップ(BPM固定でつなぐ場合は押さない)。PAD1を押すことでBPMが曲本来の数値に移動していく。PAD1を押してからAUTOSYNCを解除してもBPM修正はかかる。この操作は遅れるほど次の曲にBPM修正が間に合わないリスクが高まるのですばやく行うこと。
次の曲へ。