AviUtlとDavinci Resolveの連携
2つのソフトを併用することの利点
Fusionでアニメーションがいろいろできるとはいってもインフォグラフィックスや2Dベクターアニメーションのようなゴリゴリ動かす系になってくるとやっぱり作業の負担が大きい。一方AviUtlはスクリプトがネット上に異常なほど充実しておりこれらを活用してサクッと作ってしまったほうが時短につながる場合が往々にしてある。
よってAviUtlで数秒程度の短いクリップを作って都度出力し、Davinciでつなげるという方法がおすすめ。Davinciの強みである豊富なトランジション(シーン切り替えエフェクト)、強力なFairlightを活用しつつAviUtlの強みの派手な動きを取り入れることができる。
制作時の注意点
クリップの長さ(+前後のマージン)の確認
ナレーションやBGMにあわせて動画を作りたい場合、はじめにDavinciで音声を並べて各シーンの長さを確認してからそこに当て込む素材をAviUtlで作る、という流れになる。
素材を作るときは前後に1秒、最低でも0.5秒のマージンを取っておくこと。そうすることでDavinciの強みであるトランジションが活かせる。トランジションは対象の2つのクリップのそれぞれ0.5秒ずつをのりしろとして必要とする(もっと短くもできるが、0.5のままがベスト)。
出力時の注意点
H.264 MP4で出力する
アルファつき(RGBA)で書き出せるとさらに便利なのだがMP4では不可能なようだ
音声無しで出力する
出力時には音声なしチェックをオンにする。
理由1:音声関係はAviUtlよりも断然に高機能なDavinci側のfairlightに任せてしまったほうが良い。
理由2:Davinciの不便な点だが動画クリップのD&D時に音声トラックが勝手に選択され既存の内容は上書きされる。(一応Alt+ドロップで回避することはできるが)不慮の事故を防ぐためにも無音クリップとして出力しておいたほうが良い。
取り込み時の注意点
プロキシメディアに変換する
プロキシメディア化は絶対にやっておいたほうがいい。編集時のストレスがまるで違う。タイムラインに置く前にメディアプール内で右クリックして行う。