式変形には意図がある
問題の解説や定理の証明をよむと、「なぜこう式を扱うねん。こんなん思いつかへんわ」と思うことがある。
けど、
今何を目的に、目標にして式を扱っているのか
何を言いたい/示したいのか
どう持っていくことができればそれを言えたことになるのか
と考えて行ってみると、式変形の意図がつかめることが多い。
1行から次の1行へのつらなりを理解し、それらつらなり全体を理解することが論理的に理解するということとするならば、式変形の意図を読み取ることは、つらなりの全体を理解することの一助になる。
全てにおいて必ず意図があり、理由が存在するわけではないとは思う。けど、何かしらの意図があるはずという目で読み解いてみることは、理解するためには大事な姿勢ではないか、と感じる。
かつ、意図をつかみながら式の扱いを追っていくのは、自分で式を変形しながら進めるようになるためにもとても大事。
2014-08-15
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