ニクラス・ルーマンのZettelkastenでの番号づけの方法
1.Zettelkastenを理解する
Der Zettelkasten Niklas Luhmanns
3.4 番号付けの原則
前述の整理技術と密接に関連しているのが、ルーマン独自の番号付けシステムである。これによって初めて、メモ(Zettel)を再び見つけたり、特定のメモを的確に参照したりすることが可能になる。各メモには番号が与えられ、それによりそのメモの固定された位置が決まり、後から変更されることはない。たとえば、1,1の次には1,2が続く。後から作成されたメモで、1番のメモに書かれたある特定の側面をさらに展開するものは、1,1aと番号付けされ、1,1と1,2の間に挿入される。それに対して、テーマを一貫して追う形で1,1bが続くこともあれば、さらなる細分化として1,1a1というメモが作成され、1,1aと1,1bの間に挿入されることもある──といった具合である。
1,1 Zettelノート
1,1a 1,1の用語に接続
1,1a1 1,1aの用語に接続
1,1a2 1,1a1のZettelノートの継続
1,1a2a 1,1a2の第1用語に接続
1,1a2b 1,1a2の第2用語に接続
1,1b 1,1aのZettelノートの継続
1,2 1,1のZettelノートの継続
で、ニクラス・ルーマンのZettelkastenでは、番号によってテーマ設定をしていた。一番はじめの番号によって。