「わかった」と「間違ってた」の両方を認識させるような授業デザインが大事になる
何かを学ぶ時の「わかった」はすごく大事。わかると嬉しいし、快がもたらされる。
一方で、わかったとしてもそれは「わかった気」でとどまっていることも多い。あるいは、そもそも勘違いしていることもあり得る。
間違って理解していることやわかった気になってるだけのことに気づくには、間違ってることやわかってなかったことを認識することが必要。それがないとわかってないままずっと進んでしまう。積み重ねていってしまう。
他の人に教えるというのは、間違った理解やわかってなかったことを認識するのに有効。
そのためには、
アウトプットしたものを見てもらってフィードバックをもらったり、
教え合いの機会によりフィードバックをえたり、
というところが有効そう。
また、宿題をしてその丸つけをするよりも、丸つけこそ集中して取り組んだ方がいいことになる。ただただマルかバツかを確認するだけでは、間違っていた部分や自分の勘違いが認識できず、具体的なフィードバックが生まれにくい。
単なる計算ミスか、それ以外の間違いがあるか。その間違いは一体何に起因しているのか。
「わかった」を感じさせると同時に、わかってない・間違っていると自覚できるような授業のデザインが大事ということではないか。それを念頭に置いての授業実践をしていきたい。