起点としての「連用バレットジャーナル」その1〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術③〜
連用バレットジャーナル
そして、iPad、 iPhone、紙のノートの3つが知的生産やタスク管理においてメインに使うデバイスなわけですが、起点となるメモをどれで取るかというと、紙のノートです。 ぼくは、紙のノートを、バレットジャーナルをアレンジした「連用バレットジャーナル」として使っており、その使い方をすると、メモを紙のノートで取りたくなるんです。なぜかというと、「連用」だから。
基本的には、バレットジャーナルの手法に則って、文頭に「・」を打ち、メモを書いていきます。そこはいたって普通。
普通じゃないのは、そのバレットジャーナルに使っているノートを、3年間使う、という点。だから「連用」なんです。
ふつーに書いていたら、1冊のノートを3年間使い続けるなんてことはできません。そこで、原則として、1日につき見開き1ページを確保し、その日はそこにメモを書いていきます。見開き1ページとなると、1日では使い切りません。スペースが余ったままになります。次の日、余ったスペースは放っておいて、次の見開き1ページを使います。その余ったスペースが、次の年、さらに次の年に書くスペースとなるわけです。
なので、1年間で、おそらくは3冊以上ノートを使うことになるかと思います。
連用として使うと、「絶対に来年またこのメモが目に入る」ことになります。これが、強力な「書く動機」になります。
なにか気づいたならば、連用バレットジャーナルに書いておく。今日あった出来事を、連用バレットジャーナルに書いておく。新たなタスクも、連用バレットジャーナルに書いておく。
そのすべてのメモは、来年の同じ日に見返されることになります。タスクであれば、「この時期にはこれをしておいた方がいい」というリマインダの役割をしてくれますし、去年の同じ時期にあったことは今年の同じ時期の参考になるかもしれません。まったく違う1年間を過ごすわけでない限り、去年に書いたメモというのは今年に役立つ情報がいっぱいです。となると、自然と去年のメモが目に入ってくる「連用」という使い方は、かなり活躍してくれるのではないか、と期待しています。 だから、知的生産・タスク管理の起点となるメモは、連用バレットジャーナルに書きつけている、というわけです。
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