コーヒー豆の焙煎と、フライパン焙煎のすすめ
いつからかインスタントは飲まなくなり、
いつからか必ず豆を買うようになり、
いつからか豆のまま買ってきてひいてのむようになり、
いつからか豆を買うお店を選ぶようになり、
いつからか生豆を買って自分で手編み焙煎をするようになり、
いつからかコンロ用の焙煎機を買って毎週生豆を焙煎するようになりました。 ここ2年ほどは、毎日飲むコーヒーの8割以上は自分で焙煎した豆をひいてドリップしたものになりました。
自分で焙煎すると、なんと言ってもコストがかなり安く済みます。
焙煎からあまり日が経っていないコーヒー豆を買うとなると、200g1000円くらいします。
生豆は1kgあたりけっこういいものを買って2000円くらい。焙煎すると重さが減って800gになるので、200gあたりで考えると500円になります。半額。
安く、かつけっこういい豆を新鮮な状態で手に入れることができるのが、自分で焙煎するメリットになります。
ただ、その分手間はかかるんですね。
手編み焙煎では、手編みに生豆を入れて、コンロの火にかざしてシャカシャカ振りながら熱を加えて焙煎していきます。長くても20分あればしっかり焙煎できるのですが、後片付けがなかなか大変。
コーヒーの生豆を焙煎すると、「チャフ」と呼ばれるコーヒー豆の表面の薄皮がコンロに散乱します。もちろん、床にも。それを掃除したりする時間を含めると、200gの豆を焙煎しようとすると40分はゆうに超えます。
また、焙煎の前には、生豆をチェックして、欠点豆があればはじく「ハンドピック」という作業もおこなわなければいけないので、全部で1時間くらいかかるかなぁ、といったところ。
この手間を許容できるかどうかが、自分で焙煎をするかどうかの一つの分かれ目になりそうです。
ぼくは、以前は手編みで、今はコンロに置くタイプの焙煎機を使っているのですが、チャフは相変わらず出ます。あとの掃除はやっぱり必要で、焙煎前のハンドピックにもけっこう時間がかかっているので、だいたい2時間くらいは焙煎作業をしています。
みんなが寝静まった夜中に、一人黙々と焙煎です。コーヒーのいい香りに囲まれながら。
とはいえ、実は自分での焙煎をはじめてみるのはけっこう手軽で、生豆もAmazonとかで簡単に買うことができ、フライパンで煎ることで焙煎をすることもできます。
コーヒーが好きで、よく豆をひいて飲むという方は、自分で焙煎ってのがけっこうあっているかもしれません。
では、お読みいただきありがとうございました。