2025🐍
普段からvimeoを反射的にLikeしがちなので振り返りつつ記憶に残したい作品を選んだ。自分にとって大事にしたい作品以外すぐ記憶から溢れちゃうけど、意識的に記録しておかないと自分を更新することができなくなってるのでまとめた。
https://vimeo.com/513462990
Yndi - Novo Mundo (Official Music Video)
ディザ合成のぼかし表現と大胆なシェイプのキャラクターの対比が痛快。レンズ効果を別の描画方法で擬似的に再現する方法は自分も名取さなのMVやSONY2050の映像で実験したことあるけどディザ合成の処理でここまで詰きつめることができるのか!という驚きがあった。シルエットの明快さがディザ合成のぼかしと相性が良いというか、形が細やかじゃないからこそ出来るアイデアなんだなとも思った。
https://vimeo.com/929824958
Architect A X KCRP A small garden by the window
韓国のアニメーションスタジオVCRWORKSの新作。新千歳空港で別作品を見たけどジブリ作品のような自然観と人々の暮らしの調和やたむらしげる的な静かな世界観が素敵。自然現象を静止させて見たことない物質感を持ったイマジネーションはアニメーションにしか出来ない魅力を感じされて見ていて元気になる。あとプロップが可愛くておしゃれ。
https://vimeo.com/755533653
GLIMPSES
武満徹やクセナキスの図形譜がアニメーション化されてるようなイメージが素敵。感熱紙のような荒いプリントの質感がサイレントな映像なのにも関わらず心地いいノイズミュージックを効いてるような感覚になる。
https://vimeo.com/1107548006
Hermes Typewriter
アスキーアートが動くだけでなんでこんなに面白いんだろう。
https://vimeo.com/589324922
Serial Parallels (2019, Max Hattler)
最高すぎる。伊藤高志のストップモーションは時間圧縮が生むドライブ感みたいなものが彼のシグニチャーだと感じているのだけど、マックス・ハトラーのストップモーションってモノとしての意味が解体されてオブジェ化され音楽の波形やノイズのような抽象的(音楽的)なイメージに変化させるところが彼らしいなと思った。あとマックスの出身がドイツだけあって、なんとなくAndreas Gefeller(アンドレアス・ゲフェラー)のようなベッヒャー派っぽいノリもあるなと感じた。
https://vimeo.com/439966064
'MINE' (2020)
デフォルメが天才的。見たことないタイプのカリカチュアだなと思った。そしてルックも良い。
フレアでゴリっと光学処理を入れてるわけでもないのにステージの眩しさを演出する色彩効果が単純だけど凄く効いてる。そしてアニメーションそのものの動きがとても気持ちいい。
https://vimeo.com/585391478
Conditioner - Terms of Surrender
黒の使い方がかっこいい。自分は色相の対比や調和にいきがちなので私も黒をもっと使っていきたい。オールドメディアっぽさを出すために画面全体をウィグルさせて動かしたくなるけど、構図がバシっと決まってるからフィクスでシュールなスタイルが際立っているのだなと納得。関係ないけど海外のZINEを買い集めてた時の記憶を思い出して勝手にエモくなった。それと昔のVHSのようなテープが色褪せたルックをしてるけどアスペクト比は16:9でルックと画角ってかならずしも紐ずく必要ってないよな、みたいな感想も抱いた。
https://vimeo.com/854347380
山海 Mountains&Oceans
CGの質感によって作られる新しい水墨画みたいな世界観がヤバい。
https://vimeo.com/914803716
SIAMÉS - My way
KポMV的なスタイルをアニメーションで翻訳したような世界観が見たことなくて興奮した。しかもアルゼンチンの作家でどの作品もクオリティが高い。SIAMÉS - NO LULLABYを作ったRudo Company所属で納得のクオリティ。1小節以上尺を使ったカットがかなり少ないのでカット数がエグい。。。にも関わらず視線の誘導が的確で映像として見やすいのも良い。ディフュージョンやディザ合成など処理はガッツリ入っているけど画面の中で調和されていて絵が見やすい。美術もクオリティ高くてコンテの段階でどれくらいイメージ固めてるんだろう。。。特に森のシーンの植物の描写が魅力的で、具体的な挿絵画家などのリファレンスがありそう。
https://vimeo.com/1066595004
Lapso
女性の一生を図案のようなスタティックなルックと引いた目線で描かれているにも関わらず、こんなにもエモーショナルに感じられるのかという驚きがある。作中後半に登場する女性は作者?なのかな。親と人生が同時代的に同期されないが痕跡として共存させることはできる。映像という過去の連続を連ねたメディアが記録以上の私的(詩的)な体験まで昇華されていて素晴らしかった。
https://vimeo.com/1055516453
Thumbtack Campaign (2024)
いつ見てもニコラス・メナードの仕事は大好き。彼は質感の組み合わせるセンスがずば抜けてると思う。
https://youtu.be/6JEdJWwcIyk?si=27s19pm053cN7min
Giga - プレイ (PLAY) ft. Miku【MV】
ボカロMV文化圏の作品で久しぶりに感動した。
エンゲージメントを稼ぐために最適化されたワンアイデア、ワンシチュエーションもののボカロMVスタイルが苦手だし、パッと見この作品も該当しそうなんだけど嫌味な感じがしない。メタリックな質感の自撮りイラストをLive2Dでヌルヌル動いていてルックと動きのアンバランス感が面白い。作字のスタイルも意外と見たことないスタイルなのも良い。
https://youtu.be/wo3xrfFKYOI?si=2f42QdD-NE1ypDQc
B-1 (You Ishihara Mix) / NISENNENMONDAI (zelone records official)
谷口暁彦さんに教えてもらった作品だけど建築物が音楽的なイメージになっていく作品が好きなのでうれしい出会いだった。高層ビルのパースの傾きがオフセット印刷のような荒い網点の模様の表情と相待ってミニマルなのに情報量が多く感じるのがグッとくる。企画書ぺら一枚から到底想像(想定)できない映像のディテールが作品の強度を支えている好例。
https://youtu.be/IydHPao0OIg?si=I3d1uO7Za8cGPWwe
백예린(Yerin Baek) ‘MIRROR’ M/V
テンションがやや低めのKポMVが好きなので嬉しい。
日本のMVに比べると韓国MVってカメラと被写体の距離感が近いものが多い印象がある。演者が生み出す画面の緊張感がネオソウル系のシンプルなサウンドとの共鳴が心地いい。関係ないけどおじさんが楽しそうに踊るMVってスパイク・ジョーンズ味があるなと思った。
https://youtu.be/QI8xl9bRbIw?si=39WYf06xZik-xZAq
諭吉佳作/men - 三面図の踊り (Music Video)
タイトルからして音楽的なんだよなぁ。。。素敵すぎる。
諭吉ちゃんは過去のMVも自分で映像を制作しているけど、音楽に対する視覚的なリズムの意訳が生まれていて映像作家的なアプローチをする人だなと見ていて思った。
こうやって振り返るとvimeoのstaff picks率が多い。恐るべし。
あと日本のMVシーンで言うとイラストレーターのそゐちさんを見ない日はないんじゃないかくらいMVシーンで活躍されていたのも印象的だった。そゐちさんの描くVtuberやソシャゲキャラのMVが可愛かった。可愛かった。良いよね。可愛かった。