独自のことわざを作ると思考が体系化される
自分だけの
ことわざ
のようなものをこしらえて、それによって、自己の経験と知見、思考を統率させるのである。そうして生まれる"ことわざ"が相互に関連性をもつとき、その人の思考は体系を作る方向に進む。
そのためには、関心、興味の核をはっきりさせる。その核に凝集する具体的な事象、経験を一般的命題へ昇華して、自分だけのことわざの世界をつくりあげる。このようにすれば、本を読まない人間でも、
思考の体系
を作り上げることは十分に可能である。
思考の整理学 (ちくま文庫)
188p,16