リウマチ性心疾患
●リウマチ性心疾患
僧帽弁狭窄症の最も多い原因はリウマチ性心疾患である(近年は減少傾向で,変性性が増加している).リウマチ性心疾患は弁障害が主体であり,特に僧帽弁はほとんどの場合障害される.初期には血液の逆流をきたすのみだが,数十年の経過で弁尖の肥厚,瘢痕化,石灰化,狭窄へ進展することがある.また,大動脈弁障害を伴うこともある(連合弁膜症).