アナフィラキシーショック
#免疫アレルギー
末梢血管拡張により体血管抵抗が低下し,中心静脈圧と肺動脈楔入圧も低下する.代償性に心拍出量は増加する.
<Qアシ>20231114
【症状】
口唇・四肢のしびれ、気分不快感、蕁麻疹、粘膜浮腫(むくんでくる)、気管支攣縮
血圧低下/頻脈、意識障害
【治療】
急速輸液:乳酸リンゲル、アドレナリン0.5mg筋注
気道確保 + 静脈路確保(→細胞外液点滴∵血圧を保つ)
その他:抗ヒスタミン薬(→皮膚粘膜症状の改善)
副腎皮質ステロイド(→遷延化・遅発型反応の予防)遅れて再びやってくることもある。(即効性なし)
アドレナリンの少量持続投与
β₂刺激薬など
ときに喉頭浮腫を合併→気管挿管困難→窒息(死亡例の多く)
可能なら気管挿管、だめなら輪状甲状間膜穿刺/切開
一旦軽快した後、遅延反応の可能性があるため最低6時間は経過観察が必要
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
原因食物摂取後に運動→アナフィラキシー(多くは食物摂取後2時間以内に生じる)
学童以上の男性に発症しやすい。
原因食物として小麦製品、甲殻類が多い。
【予防】原因食物摂取後2時間は運動禁止とする。
※4時間<過去問21>20231122