HIV急性感染期
●HIVに感染すると,およそ半数が2〜6週間後に急性のウイルス感染症でみられる症状(発熱,頭痛,関節痛,咽頭痛,倦怠感,リンパ節腫脹,皮膚発疹など)と,伝染性単核球症様の血液所見を呈する.
●この時期はHIVが急激に増殖し,血中ウイルス価も高い.HIVに対する特異的な免疫反応が立ち上がってくると,ウイルスは減少し無症候期に移行する.そして,感染から約1ヵ月を経過したころに血中抗HIV抗体陽性となる.