おもしろくてためになる鳥の教科書
新潟市北区福島潟 湿地帯に環境省の鳥類観測ステーション 山際鳥類研究所が標識調査を行なっている。
スズメには300kmもの渡りをする個体がいる。すべて新天地を求めた幼鳥。
カレドニアガラス 木の幹の中にいる幼虫などを食べるのに、先端が鉤状に曲がった小枝、タコノキの葉のギザギザ、棒の3つの道具を使う。
沖縄 ヤンバルクイナ 1981年に新種認定。日本で唯一の飛べない鳥。ネズミ駆除の目的でのマングースの導入や野生化したネコによって生息域が減少。
絶滅の定義 ある種が50年間どこからも見つからなかった
アホウドリ かつて日本近海に数百万羽が生息。明治20年代にアホウドリ採集事業が開始され、絶滅したとみなされた。しかし、1951年に伊豆諸島の鳥島で十数羽が発見された。デコイ(模型)を置いてアホウドリを呼び寄せ、保護。小笠原諸島聟島でも人工飼育の後、放鳥。
シェード・コーヒー 樹下栽培のコーヒー 1970年代以降はコーヒー栽培が近代化され、日光栽培で生産されるように。中央アメリカや西インド諸島などでサン・コーヒーへの転換が進行するにつれ、タイランチョウなど北アメリカの夏鳥が減少。シェード・コーヒー農園の重要性が注目されるようになった。高木として植えられているマメ科植物が窒素固定により天然の肥料を供給するほか、林の落ち葉も肥料となる。鳥類が多いため、特定の害虫の大発生が防がれる。
昼行性の猛禽類 タカ目タカ科 (このうち大型のものをワシと呼ぶ) ハヤブサ目ハヤブサ科