侘び
ひとによって、本によって、侘び寂びの解釈はさまざま。 利休は、
花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや
と古歌を取り上げております。雪間の草にすでに春がある。雪でうずもれた侘びの下に春の支度がととのっているというのです。侘びとはただの侘住まい、隠者の生活ではない、ということがわかります。目前の寂しい世界の向こうに、いやそのただ中になんらかの華やかさをかいま見ております。「利休に帰れ」より
給湯流茶道さんが、現代で言えば「港区のいけてるスタートアップの社長が、週末に自然あふれるキャンプ上で、こういうシンプルな暮らしっていいよねーとつぶやくのと一緒だ」と言っていて、ちょっとなるほどと思ったyukka.icon