アカメガシワ
学名:Mallotus japonicus
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特徴:トウダイグサ科の落葉低木。ギャップや法面など、明るい環境にいち早く侵入してくる遷移先駆種。アスファルトやコンクリートの亀裂からも生えてくるタフガイ。葉は互生。浅く3裂したような特徴的な形の葉をつけるが、同じ個体内でも縁が全縁っぽい葉もあったりと、かなり変異に富む。また葉身の基部には蜜腺が2個付いていて、アリなどが頻繁に利用している。雌雄異株で、先駆種らしくかなり若い段階で実をつけはじめる。道路沿いなどでは樹高の低い個体を多く目にするが、天竜ブランチのヒノキ人工林内に樹高20mほどもある大きな個体を稀に見かける。しかし、その姿はブナやアカガシのようにどっしりしたものではなく、樹高の割に幹が細く、梢にのみ葉が分布した、ひょろ長く弱々しい印象を受ける。
実習で光合成測定のデモをするときに、葉を破る折るなど、多少乱暴な扱いをしても必ず高い光合成能力を見せてくれる頼もしい材料。葉柄を切り取って水の供給を止めても、ガス交換を続けるのにはびっくり。
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葉
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黄葉
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蜜腺
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雄花
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果実
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果実