技術、ハード、メディアvsコンテンツ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6f/Beethoven.jpg/1920px-Beethoven.jpg
アナログ盤での「第九」は2枚組のレコードで売られており、1枚目のA面に第1楽章(約15分)、B面に第2楽章(約13分)、2枚目のA面に第3楽章(約15分)、B面に第4楽章(約25分)が録音されていたそうです。そして、アナログ盤は片面ずつに音楽が収録されているので、当たり前ですが、楽章が終わるごとにレコード盤を「ひっくり返す」、そして1枚目から、2枚目に移行するときには、レコード盤を入れ替えるという手間が必ず発生します。 当たり前ですが、ベートーベンが、CD1枚の容量に収まるように・・・と、「第九」を74分間の長さで作曲したのではありません。「第九」が74分間だったから、CD1枚の容量がそれを収録できるように、と決められたのです。 さてさて、CD普及後の音楽業界に起こった大きな変化とは、なんでしょうか?それはCD化に歩調を合わせるように進んだ「サビ頭の曲の増加」でした。