DEADWAX
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ヴァイナルレコードがキーとなるというだけではなく、「音の力」をまざまざと思い知らされる本作。マニアが高価で売買する珍重なレコードを時に合法的に、時に違法に手に入れてさばき、自由気ままに暮らしている主人公のエッタは、ある日、「聴いたら死ぬ」というレコードの噂を耳にする。いわくつきの代物であるが、恐怖をおしてでも手に入れて聴いてみたい。もしくは誰にも手なづけられていない猛獣のようなレアものだからこそ、余計にそそられるというのが収集家たちのサガ。エッタもまたその一人となり、レコードを巡る謎とそのありかを探し、危険に飲み込まれていくーー。 ――「DEADWAX」も、「レコードの再生後の無音部分」っていう語源を知らずに聴くと、「音楽が終わってしまった」という歌い出しでドキッとさせられてしまいますよね。
tofubeats:これはちょっとやらしい手法ですよね(笑)。「Don’t Stop the Music」とか言っておきながら。みたいな(笑)。何かこれはこれでできちゃったし、「RIVER」の前にひと段落させておきたかったという構成的な考えもありつつ。改めて「RIVER」からアルバムを仕切り直すというか、緩急を付けたかったんです。「RIVER」は映画本編が終わってから流れ出すことを想定して作った部分もあるので。一回そこで(レコードの)針が上がるわけじゃないですけど、そういうイメージで。