ある投票立会人の一日
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71FnXb%2B49WL.jpg
書誌情報
原題 : La giornata di uno scrutatore
発表年 : 1963年
内容
現実の選挙に取材したきわめて重い小説。
訳者の柘植由紀美氏は(河島氏や和田氏のように)イタリア文学の専門家ではないが、カルヴィーノとその周辺への関心の強さだけを心の拠り所に(「訳者あとがき」より)トリノ大学文学部に二年間留学し、長く未訳だった本書の出版にこぎつけたという異色の人物。本書の後半分は彼女の筆による「文学ノート・私のカルヴィーノ論」によって占められ、その情熱の強さがうかがえる。
参考資料