行政のワードやエクセルやパワポやPDFを市民が人海戦術で機械可読に整形することでオープンデータを加速する
背景
CKANを使ったオープンデータカタログサイトなど、行政によるオープンデータが以前よりもだいぶ促進された
一方で、課題もある
特に地方自治体におけるオープンデータのメンテナンスが大きな課題らしい
とはいえ、自治体での事務作業でも、デジタルデータの形式で業務をしているはずである
では、なにが本当の負担なのか?
yuiseki.iconの推測では、推奨データセットというのが負担になっているのではないかと考えている
推奨データセット|デジタル庁
推奨データセットとはオープンデータの公開とその利活用を促進することを目的とし、政府として公開を推奨するデータと、そのデータの作成にあたり準拠すべきルールやフォーマット等を取りまとめたものです。
このドキュメントがパワポなのはギャグっぽい…
つまり、将来どう活用されるのか、実際に活用してもらえて誰かの役に立ったといったフィードバックもないのに、データをルールに従って適切に整形しなければならないのは、職員にとってはただ面倒な業務が増えているだけであり、たしかに精神的に苦痛そう
どうやるのか
とりあえず個人情報にだけは配慮してCC BY 4.0で行政の業務データをガンガン公開してもらって、あとはそれを市民が必要に応じて人海戦術で機械可読に整形したらいいんじゃないだろうか
(オープンデータとニーズとタスクと作業者のマッチングが必要になる)
市民が勝手に整形したオープンデータのカタログ、野良CKANを立ち上げる
(CKANは設計もUIもツライと思っているのでCKANじゃなくても動けば何でも良い)
オープンデータの整形作業をたくさん頑張ると称号がもらえる(ゲーミフィケーション)
参考文献
政府オープンデータ「開店休業」 2割にアクセス不備: 日本経済新聞
オープンデータに詳しい一般社団法人コード・フォー・ジャパンの関治之代表理事は「国内ではオープンデータを担当する職員より、データを持つ現場の方が立場が強い。組織にデータをマネジメントする意識が根付いていない」と話す。内閣官房によると地方自治体の約4割はオープンデータを扱う職員すらいない。首都圏の市幹部は「データの必要性を理解してもらえず予算がつかない」とこぼす。
yuiseki.iconが都知事杯 OpenData Hackathonで取り組んだテーマ
東京都オープンデータダッシュボード
青がアクセス可能なオープンデータ
赤がアクセス不能なオープンデータ
黒はオープンデータが0件
https://gyazo.com/444e44c03574d124eab167948f9690ac