特定疾病対象制度の設計メモ
まとめ:入力情報仮案
この項目をフロントエンドのフォーム/バックエンドのvariableに使用
各項目が質問に該当、字下げしている箇所は選択肢が「はい」の場合のみ表示される
「くわしく計算」の場合のみ質問が表示される
他の質問項目と並列だと少し唐突感があるので、既存の「病気がある」チェック時に展開するのはどうでしょうか?furuhashi.icon
「肝硬変、肝がんの罹患後」を質問に含む場合、「病気があるまたは経過観察中」にしたほうが良いかも
追加項目
「病気がある(または経過観察中)」配下に配置
「病気がある」配下は病名が来た方が分かりやすい
その下に入院中等を配置
一般ユーザーは階層をあまり意識しないかもしれないので、とりあえず上から並べるのもあり?
「🔲在宅療養中」
「🔲入院中」
「病気の種類」ラベル
「🔲HIV〜」
新UIになったら質問として以下の項目を聞く
HIVに感染している
血液製剤の投与によって感染した
裁判上の和解が成立している
HIV二次・三次感染者である
エイズを発症している
抗ウイルス剤を投与している
先天性の血液凝固因子異常症(血友病等)である
第 I 因子(フィブリノゲン)欠乏症
第 II 因子(プロトロビン)欠乏症
第 V 因子(不安定因子)欠乏症
第 VII 因子(安定因子)欠乏症
第 VIII 因子欠乏症(血友病A)
第 IX 因子欠乏症(血友病B)
第 X 因子(スチュアートプラウア)欠乏症
第 XI 因子(PTA)欠乏症
第 XII 因子(ヘイグマン因子)欠乏症
第X III 因子(フィブリン安定化因子)欠乏症
Von Willebrand(フォン・ヴィルブランド)病
チェックボックスで表現
血友病かどうかを聞いたほうがよい?
財団Hに確認してもいいかも★
「分からない」(どれかにあたるかもしれない)でも計算できるようにしたい
幅を持たせて算出(最小値0~○○円)
C型肝炎ウイルスに感染している
血液製剤の投与によって感染した
肝硬変、肝がんに罹患している
慢性腎不全である
人工腎臓を実施している
迷っている箇所
「HIV二次・三次感染者」の定義が分かりづらい
言い換える?:血液製剤の投与によって感染した配偶者、親を介して感染した
心理的抵抗のある聞き方になっていないか確認したい
「家族に血液凝固因子製剤によるHIV感染者がいる」という聞き方の方が穏当?furuhashi.icon
「裁判上の和解が成立している」は省く?省かない?
入れるとフォームの質問項目が深くなる
どれくらい対象範囲が変わるか次第
和解は将来成立するかもしれないと考えると、必須条件にせずに備考に記載した方が良い
確認してみる★
「血液製剤の投与」を聞くタイミング
上記案だと複数回質問してしまっているが、独立した質問にすべきか
とはいえ、「HIV感染している」かつ「血液製剤を投与している」からといって「血液製剤によってHIVに感染した」とは限らない
「HIV」と「C型肝炎ウイルス」両方に感染した場合のみ両方回答必要なので、それぞれ質問する方式で良いのではないかと思いますfuruhashi.icon
バックエンドでは区別
設計方針:税等の共通化できるもの以外は独立でvariable管理しても構わない
「人工腎臓を実施している」という記述は伝わる?
「人工透析を実施している」の方が伝わりやすい?
一般的には人工透析の方が馴染みがあるような気がしますfuruhashi.icon
心身障害者医療費助成の質問項目について
都道府県ごとに条件も異なり範囲も広いため、現状OpenFiscaで対応済みの入力のみ対象とするのが良さそう
障がい者手帳
特別児童扶養手当に該当
実際は1級の場合のみだが、何級であるかは現状計算できないため支給額0円以上の場合該当すると見なす?
上記の対応のみで結果として問題ないかは先方へ確認★
計算に必要な制約の洗い出し
どんなvariable (フォーム)が必要になるか
入力を増やして特定するパターン、幅を持たせて算出するパターンどちらも案として出しておく
以下全て算出単位は「人物」
金額計算を行う制度
健康管理費用
対象: 血液製剤の投与を受けたことによりHIVに感染した方、又は二次・三次感染者のうち、エイズを発症していない方
必要な入力
HIV感染者である
血液製剤の投与によって感染した
エイズ発症している (Noの場合この制度に該当)
HIV二次・三次感染者である
二次感染者(血液凝固因子製剤によるHIV感染者を介してHIVに感染した配偶者その他これに準ずる方)
三次感染者(血液凝固因子製剤によるHIV感染者、または、二次感染者からの出生によるHIVに感染した子)
他の制度で二次感染者であることがどれだけ参照されるか次第
「家族から感染した」という聞き方にする?
心理的抵抗のある聞き方にならないよう注意が必要
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
CD4(T4)リンパ球が1マイクロリットル当たり200以下
金額が変わるだけなので、最大値、最小値形式で出せばよい
健康管理支援事業
対象:血液製剤によるHIV感染者又は二次・三次感染者であって、エイズを発症している方のうち、裁判上の和解が成立した方
必要な入力
HIV感染者である
血液製剤の投与によって感染した
二次・三次感染者である
エイズ発症している
裁判上の和解が成立
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
先天性の傷病治療によるC型肝炎患者に係るQOL向上等のための調査研究事業
対象
下記の項目全てに該当する
先天性の血液凝固因子異常症であること。
先天性の血液凝固因子異常症の治療のため、長期にわたり血液凝固因子製剤の投与によりC型肝炎ウイルスに感染したこと。
慢性C型肝炎が進行して、肝硬変、肝がんに罹患していること。又は肝硬変又は肝がんに罹患した後に肝移植を行い、経過観察が行われていること。
調査研究に協力すること
必要な入力
先天性の血液凝固因子異常症である
治療のために血液凝固因子製剤を投与
C型肝炎ウイルスに感染
肝硬変、肝がんに罹患している
過去形でも聞いた後に「肝移植を行った」を加える?furuhashi.icon
肝硬変、肝がんに罹患している、または肝移植を行った
他と合わせるなら血液凝固因子製剤を投与→先天性の血液凝固因子異常症 の順番の方が良い?
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
調査研究に協力する
これは制度の備考に記載する
障害基礎年金
対象
年齢・国民年金納付要件(納付要件をどこまで考慮するか要検討)
20歳未満
初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと
障害の程度1級・2級(障害者手帳の等級とは異なる)定義のリンク 障害者手帳の等級をもとに判定するのは煩雑なため、「障害がある」にチェックが入ったら対象として、最小額を0円にする?furuhashi.icon
もう一つの案:手帳の等級で近いものを比較し、特定の等級までにする
こちらで実現可能か検討し、簡単に対応付けられなければ上記のまとめる方針にする
必要な入力
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
3分の2以上の期間について...
自分が当てはまるかすぐに答えられない
一旦省く
傷病手当金
対象
以下全て満たす場合
業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
仕事に就くことができないこと
連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと(休日、有休含む)
休業した期間について給与の支払いがないこと
傷病手当金の額よりも少ない場合は、その差額が支給されます
支給される期間
支給を開始した日から通算して1年6ヵ月
同じ病気やケガで障害厚生年金を受けることになったときは、傷病手当金は支給されない
老齢年金の場合も同様
どちらも年額の360分の1が傷病手当金の日額より低いときは、その差額が支給される
必要な入力
標準報酬月額 (年収)
働いている
病気やケガによって仕事を連続3日以上休んでいる
休んでいる間の給与がない
障害厚生年金
上限は?
最大等級の場合
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
連続する3日間を含み4日以上 →連続3日
(利用時点で翌日完治していない限り対象になるため)
任意継続被保険者の方は、傷病手当金は支給されません(継続給付者除く)
退職後の健康保険加入者は「働いている」に該当しない
労働時間の短縮の場合は該当する?
その場合支給額の最大が減る
健康保険に加入している
国民健康保険とは別物!
公務員も対象だが金額が異なる
75歳以上は加入していない
適用可否のみ求める制度
特定疾病療養
対象
血友病
人工腎臓を実施している慢性腎不全
抗ウイルス剤を投与している後天性免疫不全症候群(HIV)
必要な入力
血友病(第Ⅷ因子、第Ⅸ因子)である
慢性腎不全である
人工腎臓を実施している
後天性免疫不全症候群である
「HIVに感染している」と書いてしまって問題ない?(その他の場合も含むが)
HIV感染を含み、血液凝固因子製剤の投与に起因するHIV感染症に関する医療を受けている者に限る
なので限定して良さそう
「血液(凝固)因子製剤の投与に起因する」もアンド条件として使用?他制度にも使われる情報 furuhashi.icon
抗ウイルス剤を投与している
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
所得条件(適用可否のみ返すため)
先天性血液凝固因子障害等治療研究事業
対象
以下疾病の患者は原則として20歳以上(血友病関連?)
第 I 因子(フィブリノゲン)欠乏症
第 II 因子(プロトロビン)欠乏症
第 V 因子(不安定因子)欠乏症
第 VII 因子(安定因子)欠乏症
第 VIII 因子欠乏症(血友病A)
第 IX 因子欠乏症(血友病B)
第 X 因子(スチュアートプラウア)欠乏症
第 XI 因子(PTA)欠乏症
第 XII 因子(ヘイグマン因子)欠乏症
第X III 因子(フィブリン安定化因子)欠乏症
Von Willebrand(フォン・ヴィルブランド)病
血液凝固因子製剤に起因するHIV感染症の患者は20歳未満の者も対象
必要な入力
HIV感染者である
血液製剤の投与によって感染した
○○因子欠乏症である
総称は「血友病」でよい?
チェックすると詳細を尋ねられる
先天性血液凝固因子障害 or 先天性血液凝固因子欠乏症
馴染みのない単語であれば (血友病等) と補足
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
心身障害者医療費助成
対象
(全都道府県の条件のORを取る:1つでも当てはまれば表示)
障がい者手帳:1級・2級・3級
特定医療費(指定難病)受給者
特定疾患医療受給者
かつ障がい年金1級または特別児童扶養手当1級
必要な入力
障がい者手帳
特別児童扶養手当
範囲が広いため、今OpenFiscaで対応済みの入力を対象とする
UIの簡素化のために省いても良いかもしれない入力
特定医療費(指定難病)受給者
特別児童扶養手当1級 の方で計算可能?
その他生じた疑問点
時期を考えると、二次感染者、三次感染者が利用するケースの方が多い?
所得制限算出方法の修正
対応済み
既存実装で修正が必要な箇所
所得控除を世帯員ごとに計算できるようにする
特別障害者手当の制限額で所得控除を参照
本人控除金額
配偶者・扶養義務者
控除額は以下すべて同じになるのでこのタイミングで合わせて改修
改修方針
重度心身障害者手当所得制限 のformulaを参考に、人物ごとに控除後所得を計算できるようにする
同じで問題ない場合は同じにする
→決め打ちの値があるため共通化はできなかった
TODO
控除額の中で世帯単位になっているものがあれば人物単位に直す
障害児福祉手当の計算に控除額を適用(特別障害者手当で同じ実装が使いまわせる)
(可能であれば)その他の制度において、所得控除を人物ごとの計算にするTODOの対応
控除の網羅はできていないと思うので、所得控除のformulaのTODOは付けたままの方がいいかも