『リレーショナルデータベース入門』1章
1.1
データベースに関わる者としての覚悟が述べられた
1.2 データベースとは
データがデータベースが扱うのは情報ではなくデータ
データはただの記号列、データに意味が付与され、受け取り手の知識の増加が発生して情報になる(筆者の定義)
データベース
データベースの3つの用語法(文脈に応じて判断
データの集まり
それを管理するシステム
両方を合わせたもの
データベースのユーザー
エンドユーザー。必要に情報を更新したり閲覧したりする人(プログラム)。会計システムに会計データを登録する人など
アプリケーションプログラム。バッチでアクセスするプログラム。夜間に売り上げを集計するプログラムなど
データベースとファイルの違い(老婆心記述)
データベース管理システム(DBMS)の発明前は、データの保管庫としてファイルが使われ、それぞれのアプリケーションが直接読み書き
具体的な保存場所、書き込みの競合、アクセス権限などにそれぞれのプログラムが気を配っていた
DBMSがそのあたりを抽象化し、データの保存場所などの雑事をユーザーが気にしなくていいようになった
1.3 データモデル
データモデル
実世界をなんらかの仕方で記号系で表現したもの
データベースの世界では二段階のモデル化がある。概念モデルと論理モデル
概念モデル
実世界を直接記述するモデル。本書ではERモデルを紹介
論理モデル
DBMSがソフトウェアとして実現可能なものとして概念モデルを変換したもの
いくつか種類があるけど、本書はリレーショナルデータモデルが主眼
1.4 リレーショナルデータモデル
リレーショナルデータモデルの歴史説明
1.5 関連-実体モデル
実世界の捉え方(概念モデル)
実世界を「実体 entity」と実体間の「関連 relationship」から成り立つものと捉える
ある意味で同種の実体の総体を考えの起点にする。実体型と呼ぶ
学生Aさん、Bさんと個別にとらえるのではなく、それらを抽象化した「学生」という実体型で考える
関連も同様に関連型
「学生Aさんが科目「数学」を履修している」ではなく、「学生が科目を履修している」
「履修」が関連型
実体型、関連型は属性を持つ
学生なら学籍番号とか氏名
また、属性の中には主キーがある
個体を一意に同定するための属性の極小の組。学籍番号は被らないのでそれが主キー
関連型の4つの分類
1対1, 1対多, 多対1, 多対多
科目の担当教員は1人(ということにする)だが、複数の科目を担当するので1対多
学生は複数の科目を履修し、科目も複数の学生に履修されるので多対多
弱実体型とID関連型
他の実体型と組になって初めて一意に同定される実体型を弱実体型、その関連をID関連型とする
ISA関連
「学生は(is a)人」みたいな実体間の継承関係も記述する
社員も営業社員や開発社員などの特殊化が可能
実世界の表現方法は一つとは限らない
3項関係もあるでよ
1.6 実体-関連図のリレーショナルデータスキーマへの変換
かなり機械的にできるのでうれぴー