旗先経
旗先経
比丘たちよ、昔、天と阿修羅の間に戦争が起り、交戦した。比丘たちよ、その時、神々の王である帝釈天は、三十三天の神々に話しかけた。
「お前たち、もし戦争に行った神々に恐怖、あるいは硬直、あるいは身の毛のよだちが起これば、その時は、我が旗の先を見上げよ。実に我が旗の先を見上げるお前たちには、恐怖、あるいは硬直、あるいは身の毛のよだちが起こるのが捨て去られるであろう。」