仏教聖典
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読書ノート
P116
人には、迷いと苦しみのもとである煩悩がある。この煩悩のきずなを逃れるには五つの方法がある。
第一には、ものの見方を正しくして、その原因と結果とをよくわきまえる。
第二には、欲をおさえしずめることによって煩悩をしずめる。
第三には、物を用いるに当たって、考えを正しくする。
第四には、何ごとも耐え忍ぶことである。
第五には、危険から遠ざかることである。
賢い人が、荒馬や狂犬の危険に近づかないように、行ってはならないところ、交わってはならない友は遠ざける。このようにすれば煩悩の炎は消え去るのである。