iTextSharpにおけるRectangle(矩形)は、PDF文書内で図形やコンテンツを配置するための領域を定義するために使用されます。Rectangleクラスは、iTextSharpライブラリの一部であり、PDF文書内の位置やサイズを指定するために利用されます。
Rectangleクラスは、左下隅の(x, y)座標と幅と高さを指定して矩形を作成します。例えば、以下のようにして矩形を作成することができます。
vb
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Dim rect As New iTextSharp.text.Rectangle(100, 100, 200, 150)
上記のコードでは、(100, 100)を左下隅の座標とし、幅が200、高さが150の矩形を定義しています。
このRectangleオブジェクトは、PDF文書内で図形やテキストを配置するための領域として使用されます。例えば、以下のようにして矩形をPDF文書に追加することができます。
vb
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Dim document As New iTextSharp.text.Document()
Dim writer As PdfWriter = PdfWriter.GetInstance(document, New FileStream("output.pdf", FileMode.Create))
document.Open()
Dim rect As New iTextSharp.text.Rectangle(100, 100, 200, 150)
Dim canvas As PdfContentByte = writer.DirectContent
canvas.Rectangle(rect.Left, rect.Bottom, rect.Width, rect.Height)
canvas.Stroke()
document.Close()
このコードでは、Documentオブジェクトを作成し、その中でRectangleオブジェクトを定義しています。そして、PdfContentByteを使用して矩形をPDF文書に追加し、ドキュメントを閉じています。
これは短い例ですが、実際のアプリケーションでは、Rectangleを使用してさまざまな図形やコンテンツを配置することができます。何か特定の使用例や詳細が必要であれば、お知らせください。