7つの習慣
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1冊で7つの習慣をまとめているが、2~4で詳細のことが書かれている。
ただ、説明としてはこの1冊でも足りてはいた。
パラダイムと原則
インサイド・アウトの話で、「問題は自分にある」とまずは考えてみようという話です。環境だったり他の要因のせいにしたらいつまで経っても改善できないため、原因は自分だと思って直していくためにこういった考えを持ちましょうということです。
ただなんでもかんでも自分のせいにするのは結構精神的に疲れちゃうので「自分が改善できる点は何か」と考えたほうがいいかなと思っています。自分を直せば解決できる範囲なら出来ることなので、そこにフォーカスが当たればいいなと思っています。
第1の習慣: 主体的である
「刺激と反応にはスペースがある」という言葉が印象的で、刺激を受けてㇺッとすることはあっても、それに対して怒るか冷静に対応するかといった反応は選択することができるということが書かれてました。何かを言われて傷ついたり、憤りを感じることは仕方ないけど、そこからどういう行動をするかは自分の意志で変えられるということです。
何も考えていない人はただ感じるままに怒ったり泣いたりするけど、「自分はこうありたい」を思って行動を選択することによって感情に流されずに思った通りに動けるようになるという話です。
第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
「自分はこうありたい」というのは直近的な話ではなく、最終的にどんな人間だと思われたいかというレベルまで考えましょうという話です。「自分が死んだときに周りの人はどう思われたいか」というのが例に挙げられてましたがそこまで先のこと言われても・・・って気にはなりました(汗)。
第3の習慣: 最優先事項を優先する
人がやる作業というのは大きく4つに分類されています。
第Ⅰ領域:緊急でかつ重要
機器や災害、事故、病気
締め切り直前のタスク
第Ⅱ領域:緊急でないが重要なこと
人間関係作り
予防行為
自己研鑽
第Ⅲ領域:緊急だが重要でないこと
無意味な電話やメールへの対応
突然の来訪
第Ⅳ領域:緊急でもなく重要でもないこと
暇つぶし
長時間、必要以上の息抜き
人生を豊かにするには第Ⅱ領域(緊急でないが重要なこと)に時間を割く必要があって、その時間を確保するには以下に第Ⅲ領域と第Ⅳ領域を減らすかにかかっています。緊急という理由で第Ⅲ領域にばかり時間を使っていると全然成長できなくなるため、場合によってはNOとハッキリ断る勇気が必要になります。その行動を取るために第1の習慣、第2の習慣が活きてきます。
第4の習慣: Win - Winを考える
Win - Winは割と使われる言葉ですが、意外とそれは言葉だけのことが多かったりします。実際は言ったほうだけが一方的に勝つWin - Loseだったり、自分が譲らないといけないんだという自己犠牲的思想によるLose - Winが多いです。
本当に相手のことも考えて、お互いがWinになれるように考えましょうということが書かれています。もしどうしてもWin - Winにたどり着けないなら「No Deal(取引しない)」選択肢も視野に入れます。No Dealを選択するのに結構覚悟がいることかもしれませんが(それが簡単にできるならLoseにならない)、それでも今後の未来を見据えて選択できるようにします。これができることでお互いいい結果にするために真剣に考えるようになります。
第5の習慣: まず理解に徹し、そして理解される
人は誰しも自分の物差しでしか図れなくて、自分の価値観で答えてしまいがちです。「自分はこれで上手くいったからこの通りにやれば上手くいく」みたいな。でもその人は自分じゃないので自分と同じことをやっても上手くいくとは限らないです。
まずは先入観を取っ払うためにちゃんと人の話を聴きましょうというのが書かれています。
意外と人は正しい答えを知っていて、でもその結論はめんどくさかったり、辛かったりするため意固地になったりするそうです。ちゃんと話を聴いて理解してもらえると驚くほどすんなり解決するほうへ進むそうです。
第6の習慣: シナジーを創り出す
Win - Winの話に戻りますが、意見がぶつかったときにお互いのWinをまずは考えてみます。それぞれが言った意見はぶつかってしまいましたが、目的はもしかしたらどちらも達成できる方法があるかもしれません。最初の意見だけでは駄目でも、お互いの本心を知り、お互いが得をする方法を新しく探してみる。これをシナジーと呼んでいて、自分でも相手でもない、第3の案を見つけ出します。
第7の習慣: 刃を研ぐ
端的に言うと以上の習慣を継続的にやりましょうということです。