ケアの倫理とエンパワメント
2023/01/17
小川公代 講談社
序 文学における〈ケア〉
1 〈ケア〉の価値が看過されるわけ
ジェイン・エア(シャーロット・ブロンテ)
キャロル・ギリガン
2 ネガティヴ・ケイパビリティと共感力
3 善の「過剰」を留保する
1 ヴァージニア・ウルフと〈男らしさ〉
1 病気になるということ
2 負の「男らしさ」を手放す
3 カイロス的時間の能動性
4 『オーランドー』における両性具有生
むすび
2 越境するケアと〈クィア〉な愛
1 ケアの倫理と民主主義
2 同性婚が認められない社会とオスカー・ワイルド
3 ワイルドの『獄中記』と童話におけるケア
4 三島由紀夫の”同苦”
5 多和田葉子の言葉のケア
むすび
3 弱さの倫理と〈他者性〉
1 ケアの倫理が問い直す正義論
2 ロマン主義時代におけるケアの倫理
3 コウルリッジの鳥メタファー
4 エリオットとコンラッドの《近代》
5 平野啓一郎『日蝕』から『本心』まで
むすび
あとがき
註