雪国
・読点が多い。島村は女に会いに来ている。冒頭の葉子の描写が綺麗。駒子の描写も。
・島村所帯持ち。葉子に「いたわる女の幼い母ぶりは」駒子に「母のようなものさえ感じた」
・19 徒労のあたり、元々連載していたときの表題が徒労だった
しまむー、宿代どうしてんねん。→p127 “親譲りの財産で徒食する” うーんこの男。
・初回→5/23 ・2回目(冒頭)190日後 11月末 ・3回目→2/14の後
・線香の本数で芸者の揚代を測っていた、というのは知らなかった。
・駒子「あんたそれがいけないのよ」「あんた私の気持分かる?」が多用
・「悲しいほど」澄み渡る葉子の声 何度も出てくる。独特の形容
・墓のところで葉子が弟と叫ぶシーンが美しい
・“ほんとうに人を好きになれるのは、もう女だけなんですから。”
・葉子に惹かれる島村を感じとり手紙を渡させて牽制する駒子
・葉子、東京についていくとか言う。島村、もてすぎ。
・戯曲っぽいんだ。セリフや地の文が。どことなくチェーホフ『 #桜の園 』っぽい。 ・虫の死骸を指で拾いながら家に残してきた子供達を思い出す島村、やばい……。
・島村、「君はいい女だね。」とかこの文脈でいうあたり、 #村上春樹 の主人公っぽい。 ・葉子が火事の中で死ぬ “駒子は自分の犠牲か刑罰かを抱いているように見えた”
・解説にある和歌、俳句( #伊藤整 )との関連性。抒情。「島村は決して情人とか女好きという存在ではなく」とかいうけど、違うでしょ、と思ってしまった。ただ、装置の趣が強い。カメラみたいだ。 ・西洋舞踏の本から想像を巡らせる、そのやり方が島村の人の捉え方にもつながっている。葉子や駒子に悲しさや美しさを見出すのも
podcast『ブック・フォー・ビギナーズ』で友人・栗原くんと『雪国』について語った
・前編
・後編