お金の味
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ポイント・オブ・ノーリターン P116
その瞬間に、同席していたH氏の顔からニヤッという笑みがこぼれるように見えました。
僕はついに死の沼に足を一歩を踏み入れてしまったのです。
H氏の投資会社が、商品取引で稼いだ委託手数料すなわち、H氏が僕をカモにことによって11ヶ月で稼ぎ出した手数料は、実に1458万8500円にも上るものでした。
そして、この時の僕はまだ十分に認識していなかったのですが、実はH氏以外にも僕の商品取引による大きな損害によって利益を得ようとしてりる人が、僕のすぐ近くにいたのです。
この借金地獄から抜け出す方法はあるか P236
僕が自己破産しなかったワケ
その当時の破産法では
「1億2700万円。。。」
5年の間に、実際に僕が借りた3900万円の元本に金利が組み入れられた5400万円の元本には、実に7300万円弱の金利が付いていたのでした。
後に聞いたはなしでは、銀行からの転職組でまったく新規開拓ができなくて、営業部でも肩身が狭くリストラ予備軍だったH氏は、僕というカモを見つけることで首がつながったとずいぶん喜んでいたという話です。
「払えるだけ1万円でも2万円でも入金する」という行為は、時効を中断することにほかなりません。別に優しさで言っているわけではないのです。
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お金の哲学のテーマで執筆を依頼された時に、「幸せなお金もちになろう」みたいなテーマではとても書けそうにないと思いました。僕は、それとは程遠い、金のために神田川のドブの腐った水をたらふく飲まされるような10年を送ってきたからです。
でも、昔の僕と同じように借金で絶望の人生を送っていて、周りに知られないように毎日をひっそりと息をひそめて暮らしている方のお役に立てればと思い、この話を書きます。
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源泉徴収制度は、国家社会主義ドイツ労働党のヒトラー党主の下で、戦費調達目的で行われた制度に範を取って、日本でも太平洋戦争遂行のために始められたものです。
年末調整
問題自体を意識しないまま、頭と体が法定耐用年数を越えて、企業から僅かな退職金と引き換えに廃棄処分にされる頃には、「自分はなんでこんなにお金がたまらないのだろう」と嘆きながら老後を迎えるわけです。
田舎者は騙しやすい
「新しいシャツ」を買うために
吉祥寺のサンロード
拒絶はセールスの始まり
応酬話法
確実に不確定要素を潰していって、極限までリスクを抑えるのが事業というものだから、その不確定要素をギャンブルのようなものと受け止めていては成功は覚束ないです。P60
メディアからの二次情報ばかりが話の主体となるということは、自分からは何であれ、事を起こした経験がないとい行動力のなさがうかがい知れます。
ところで、東大生たちが持ち合わせていなかったのは、自分で糧を得るという発想でした。
それはあたかも占星術と天文学が扱う対象が同じように見えても、その裏で働いているロジックはまったく違うのと同じことです。
あの頃のバブル紳士たち、今どこで何をしているのでしょうね。生きているのかいないのか。。彼らもまた同じ童たちです。
第一コリント
世間は、地下鉄サリン事件、それに続く警察庁長官狙撃事件、オウムの幹部刺殺、教祖逮捕と大騒ぎしていましたが
第3章 試練は突然やってくる
八方塞がりから脱出する道はあるか
なんでもないような電話から人生の悪夢は始まる
絶対に儲かる話
僕は、H氏の話投資の内容については理解していませんでしたが、しだいにH氏の人柄については信頼するようになっていました。
この本の重要なとこって。。
「裁判官の勧告内容で和解できれば。。」
てところと
「それで本件は、事案の実情を考慮して、和解による解決が相当だと考えているんですが。。」
てここです。
ことにこの裁判官のはなしは。。
教科書にいれるならここを読ませたいからなのよ
トランプ自伝の「こんなことがあっていいわけはない」てところで「トランプが支払った」ていうところと同等以上の判断で
これが資本主義でないならいったいなんだ?というようなさ。
同居してた弟は、取り立てる側の仕事は専門でも、取り立てられる側に回ったのは初めてでした。かなり精神的にも疲れているようでした。 P232
P269
そんな可能性を裁判官としては検討しなければならないと言っているのでした。
そして先の、「それで本件は。。」に続くんです。
お金の味。。ここをみてくださいね
「貧困のサイクル」からどうすれば逃げられるか
同級生の一人が、「このバスが、崖から落ちて全員が死んだら日本国家の損失だよな?」と言いました。
僕は、「なにバカなことを言ってるの?」という反応が同級生か返ってくるものだと思っていたのですが、その答えはまったく予想に反するものでした。
「そうだ、そうだ。日本で最も優秀な国家官僚になるべき人材が消失するのだから、日本の損失だ」
「この中から、将来総理大臣になる人間もいるかもしれないんだ」
など、その同級生の発言に賛同する意見が次々に出てきたのです。
そうやって彼らの話を聞いていると、彼らの話はテレビとか新聞とか雑誌などのメディアの二次情報ばかりでした。
お金の味
お金の味
P67
まさにあれと同じで、応酬話法を使いながら、客がくたびれ切って、あきらめて契約するまで、何時間でも軟禁に近い状態で契約を迫ります。
でもそれは決して押し売りなどではなく、「迷っているお客様に決断のための後押しをしてさしあげて」いるという理屈になっています。
お金の味 P212