チベットの死の修行
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フーム
オーム ダルマ ダートゥ スババーヴァ アートマコ ハム
「生成のプロセスとは、簡単に言えば、私たちの世界を構成する森羅万象が、じつは究極の存在であるホトケたちの顕現にほかならないことを観得する修行だ」P33
「こうすることで、日常性の固い殻を破砕し、日常性を絶対化し執着しがちな私たちの意識構造を、根底から揺るがし、ホトケの正しい教えを授かる準備ができあがる」チベットの死の修行 P33
完成のプロセスとは、後期密教が完成の修行法として開発した、快楽と叡智の究極の関係に基づく修行法、すなわち「性的ヨーガ(瑜伽)」に集中する修行法のことである。
通常、私たちが認知している近代的な物質的身体論ではない。いわば霊的身体論ともよぶべきものだ。 P35
すなわち、人間の全身には、可視の身体、つまり私たちが見て、感じている物質的身体の内外に霊的な身体があり、そこには全部で7万2千本の脈管(ツァ)が走っている。
そのなかで特別大きいのが、体の中央を貫く左右の脈管(キャンマ・ロマ)と中央脈管(ウマ)である。その大きさは左右の脈管が約5ミリ、中央脈管が約十ミリ、他の脈管は髪の毛よりはるかに細い。
左右の脈管は、中央脈管に、性器、臍、心臓(胸)、喉、頭頂などでかたく絡みついている。この絡みついている箇所にあるのがチャクラ(輪)だ。P36
風 ルン
。。。プラーナ(生命気 インド)、气(気 中国)
しかし、中央脈管は左右の脈管にかたく絡みつかれているので、なかに「風」は通らず、真空状態になっている
。。。その「絡みつき」をはずすために。。ていう話なので。。誤解あるといけないがそのまま書くが。。
完成のプロセスでは、中央脈管とチャクラを自在に駆動し、性的エネルギーを上昇させて霊的エネルギーに変換させることが、修行の最重要課題となる。
ツォンカバのあとがきに。。
「それら法身、受用身、変化身を成就する最もいい方途の中心は。。」
てあって。。これが。。「ぜんぜんわからない仏教聖典の三身」てやつじゃないですか
四十九の修行のプロセス P48
真言については、その存在理由が、意味そのものにあるわけではないので、原則として、翻訳していない。
修行者の資格
まず、大乗仏教の精神にのっとることが重要だ。
灌頂。。ラマからの許可。。戒律。。
修行にふさわしい地を選ぶ真実
まず、坐は、片方の足の。。。
まず、こう決心しなさい
~、救いなき無明の闇に迷っている人間、天人、阿修羅の世界に生きる者たちの哀れな様子をみて、大いなる慈悲心を起し。。。
あなた自身の胸の中に、崑首金剛杵と日輪が、ある。
オーム
フーム
アーハ
バム
あなたの胸のなかに十三の種字がある。その十三の種字は光明を発している。
その光明の中から、美しく媚態に満ちた十三人の供養女たちが生まれ出る。以下の真言を唱えると、それら十三人の供養女たちは、順番に供養の品々をホトケにささげる。
ありとあらゆる色受想行色。。と。
この偈は、チベット仏教界では伝統的にすこぶる重要視され、ダライラマ7世が詳しい注釈書を残しているほどなので
密教では、なんらかの宗教的行為を実施する場合、このように、まず自分自身を魔的な存在から防護するための手続きが必ず行われる P65
手順としては、まずあなた自身が万物を生み出す根源的存在ともいうべき本初仏となり、阿閦金剛と十の憤怒尊を生成してゆく
ありとあらゆる存在の本質と原因と結果はどれも、その本質において、何ら実体をもたないゆえに、空性などだと観想しなさい。そして、私たちの通常の感覚や意識が把握している事物を否定し物質的存在はことごとくマンダラであり、生きとし生けるものすべてはホトケであるとみなして次の真言を唱えなさい
月の座の中央の上に、あなた自身が持金剛となって坐している。~
そして持金剛は、同じような姿の金剛界自在母に包容されている。
すなわち、あなた自身にほかならない持金剛と金剛界自在母は、ヤブ(男尊)とユム(女尊)として性的ヨーガを実践しているのだ。
また、持金剛の心臓には、ジュニャーナサットヴァ(知恵薩埵)が宿っている。
サマヤサットヴァ 約束の存在 修行者が図像などをモデルに心の中に思い描くイメージがサマヤサットヴァにあたる。
さらに、あなた自身にほかならない持金剛の頭頂、喉、胸の三ヶ所には、三金剛の本質であるオームとアーハとフームの三つの種字がある。
次に、金剛界自在母と性的ヨーガを実践している持金剛の胸にあるフームの種字が発する光明をっ操作して、十の憤怒尊を眷属として引き連れる阿閦金剛を、この場へお呼びしなさい。
光明が、持金剛、つまりあなたの頭頂の梵孔あるいは口から入って、体内の中央脈管を下り、金剛(男根)に至る。その光明を、金剛からユムの蓮華(女陰)のなかに射出しなさい。
射出された光明は、ユムの蓮華のなかに溶融する。溶融した光明は、ユムの子宮のなかで、十一の微細な滴となる。十一の微細な滴は、阿閦金剛と十の憤怒尊に変容し、数珠つなぎになってユムの子宮のなかに宿る
あなた自身にほかならないヤブは、ユムの子宮のなかから、挿入した金剛で阿閦金剛を吸い上げ、中央脈管を通して胸に導き、真言を唱えて、胸から外へ出しなさい。
ありとあらゆる世界に行って、ホトケとしての作業をなさる。
他防護
自防護
勝義の防護
大乗仏教にとって絶対の真理とも呼ぶべき空性を観想することで、あやまった考え方や見解から完全に離れ、もって心身を防護するのである。
最後に、十憤怒尊たちの身体から生じて燃え上がる紅蓮の知恵の火と、金剛槌から真っ赤に燃え上がる火をさらによく燃え上がらせて十方に向け、障碍の魔どもの眷属を焼き尽くしなさい
障壁などを築きマンダラを被甲真言を唱えみずからを、ともに防護する真実
自防護
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勝義の防護を固める真実
マンダラの基礎を生成する真実
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マンダラの構造物を生成する真実
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次いで、宮殿の内陣を観想しなさい。
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これでもみといてよ めんどくさいから
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