「自分の力を頼ること」と「自分の力を用いること」は違う。
浄土真宗で説かれる「自力」について、「自力を頼みとせず」とは自分の力で物事に取り組むことを投げ出すことではない。
自分の力に自惚れる自力と、よりよく生きようとする精進は別物。
自分の力を用いること自体は、自力に頼ることにはならない。
自分の力を過信し自力を頼みにすることが、阿弥陀仏の本願をそのまま聞き入れ「他力」を頼みとする信心の妨げとなるだけ。
私は至らぬ存在ではあるが、だからと言って私自身の力で精進することを投げ出すことは阿弥陀仏のお心に適わない。