LtVPickUp~NewFishが微細藻類由来のタンパク質粉末を開発、米国スポーツ栄養市場進出を目指す_20231101
#Ecosystem_Building #Script #PickUp
▼ケース記事
https://foodtech-japan.com/2023/10/17/newfish/
▼初期仮説
初期仮説(個人的にはこういう点が起業家にとっても価値だと思うので深掘りたいッス、な論点)
Newfishから見る食用の藻類ビジネスの勝ち筋?
▼事前リサーチ by (Crtl+I プロフィール顔写真アイコン)
Q. Newfish?
A. NewFish®
2020年創業、ニュージーランドに本社を置くバイオテクノロジーの栄養会社。
同社はニュージーランドに本社を置き、特にオークランド・ターマキ・マカウラウ
NewFish®は微細藻類から栄養補助食品を製造している。
プロダクト
微細藻類を活用した代替タンパク質を開発、微細藻類由来の「Marine Whey Protein」のプロトタイプを発表
スポーツや栄養補給のためのタンパク質80%を含む濃縮粉末となり、牛由来のホエイタンパク質に近い栄養特性を備えたもの
Aotearoa New Zealandの太平洋海域で採れた80%濃縮プロテイン。
ニュージーランドの微細藻類コレクションと科学研究所の独自技術を利用。乳製品の乳清タンパク質濃縮物と同様の栄養性能を持つ。完全なタンパク質とアミノ酸のプロファイルを持っており、B2Bのスポーツとアクティブ栄養メーカーにとって補完的なものであり、業界にとって画期的なもの。
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投資
2022年4月、地元ニュージーランドオークランドのVC、Outset Venturesやバスケットボールのスター選手、スティーブン・アダムスがPre-seedラウンドで投資
2018年創業のディープテックVC、Ministry of Business, Innovation and Employment出身者が創業。
2023年10月、オスロに拠点を置く、カタパルト・オーシャンからの投資(Grant)を受けることが決定。
NewFish®は現在、オークランドで事業を展開するスケールアップ・パートナーを探している
チーム
2023年2月に酪農協同組合fonterraでアメリカへの乳製品の展開を行ってきた人物が新たなCEOに就任
トビー・レーン
酪農協同組合fonterra(ニュージーランドの国内総生産(GDP)の約2.8%、輸出額の約25%を占める国内最大の組織)で17年間勤務。
世界的な乳製品販売で豊富な経験を持ち、以前はヤム!やマクドナルドとfonterraのグローバルリレーションシップ担当。最近では、米国に駐在し、フォンテラのJVであるコロンビア・リバー・テクノロジーズを率い、ティラムック・カウンティ・クリーマリーやスリーマイル・キャニオン・ファームと密接に協力し、米国の原料市場向けに高品質の乳清タンパク質製品を製造。
フードテックの新興企業が、米国と商業化に戦略的焦点を当てながら、世界の栄養とタンパク質市場の成長計画を最終決定するため、ニューフィッシュに加わる。ニューフィッシュ社は、特に微細藻類に注目している。微細藻類は、淡水や海洋に生息する微細な藻類で、クリーンかつ高品質で倫理的な全栄養源として大きな成長の可能性を秘めている。
その他の情報
国の科学機関との共同研究や政府のフードテック向けのグラント取得の実績、量産を目指したエンジニアリング会社との提携も今後行う模様。ニュージーランド産の食材を活かした食品開発も別に行う。
ニュージーランド最大の独立科学機関であるCawthron Instituteとの共同研究により、微細藻類からより優れた栄養を特定し、その栄養価の高い特性を商品化。
ネルソンのエンジニアリング会社であるカーノハン・エンジニアリング社とも提携。カーノハン・エンジニアリング社は、ニューフィッシュが高栄養でタンパク質たっぷりの特殊食品素材を製造するためのシステム構築を行う。
ニュージーランド政府からの支援、第一次産業省のSustainable Food and Fibre Futures (SFF Futures)ファンドを通じて、150万ドルのプロジェクトに75万ドルも
ニュージーランド産の食材を活かした食品開発
ニュージーランド航空のビジネスクラスへのパウア、昆布、豚肉を組み合わせたパウアソーシソンの提供や、ニュージーランドを代表するシェフ、ヴォーン・マビーが考案した、自生するさまざまな海藻や微細藻類を使った植物性海洋モルタデッラも提供。
Source: https://newfish.co.nz/
Source: https://www.instagram.com/newfishnz/
Source: https://thefishsite.com/articles/newfish-lands-katapult-ocean-investment
Source: https://www.crunchbase.com/organization/newfish
Source: https://www.crunchbase.com/organization/outset-ventures
Source: https://newfish.co.nz/blogs/news/katapult-ocean-fund-invests-in-newfish-as-biotechnology-venture-develops-marine-whey-protein-80-prototype
Source: https://nzentrepreneur.co.nz/newfish-to-take-sustainable-microalgae-protein-to-the-world/
Source: https://newfish.co.nz/blogs/news/newfish-appoints-ceo-ahead-of-microalgae-protein-scale-up
Q. 狙う市場と協業先のSocius Ingredients?
A.米国スポーツ栄養市場への進出を目指し、Socius Ingredientsとの提携を行う。
北米のスポーツ栄養市場はCAGR 11.6%で成長、世界市場の38%を占めると予想されている
健康意識の高まり、ヘルスクラブやフィットネスセンターの増加、栄養製品に対する消費者の嗜好の変化などの要因によって、大きな成長を遂げている。北米のスポーツ栄養市場は、CAGR 11.6%で成長すると予想され、2028年までに202.8億米ドルに達し、世界市場の38%を占めると予想されている。
市場は、従来ターゲットとしてきた消費者、特に男性アスリートから、女性や日常的に活動する消費者へとシフトしている。
高タンパク質への需要が、スポーツ栄養製品が日常消費者の間で普及しつつある主な理由のひとつである。
この市場を牽引しているのは、若年層やアスリートからの認識と需要の高まり、レクリエーションやライフスタイルを楽しむユーザーの増加である。
北米のスポーツ栄養市場は、タイプ別(スポーツ食品、スポーツドリンク、スポーツサプリメント)と流通チャネル別(スーパーマーケット/ハイパーマーケット、コンビニエンスストア、薬局/ドラッグストア、専門店、オンライン小売店、その他の流通チャネル)に区分される。
北米スポーツ栄養市場の主要プレーヤーには、Glanbia Plc.、PepsiCo Inc.、Mondelēz International, Inc.などがいる。
Socius Ingredients
食品および飲料業界向けの食材の提供を専門とする企業
2000年に設立され、米国イリノイ州エバンストンに拠点を置く。
食品・飲料業界向けの原料供給に注力しており、特に乳製品用タンパク質に重点を置いている。
食品・飲料用途において、栄養、食感、安定性を高めるよう設計された様々な製品を提供している。
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Strategic partners 住友系の会社(MP Gokyo Food & Chemical)とも連携。業界内ではニッチに強い領域があるのか。
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Source: https://www.mordorintelligence.com/industry-reports/north-america-sports-nutrition-market
Source: https://www.marketdataforecast.com/market-reports/north-america-sports-nutrition-market
Source: https://www.globenewswire.com/news-release/2023/09/18/2744798/0/en/7-6-CAGR-of-Sports-Nutrition-Market-Projected-to-Reach-a-Valuation-of-USD-57-3-Billion-by-2032-According-to-Market-us.html
Source: https://newfish.co.nz/blogs/news/newfish-partners-with-socius-ingredients-to-develop-algae-proteins-for-usa-sports-and-active-nutrition-market
Source: https://sociusingredients.com/
Source: https://www.linkedin.com/company/socius-ingredients-llc
Q. ニュージーランドの主要輸出品?
A. そもそも主要産業が、第一次産品
生産性と国際競争力を有する第1次産品が主要産業であり、乳製品、肉類、木材・木製品、果実類、水産品、ワイン、羊毛類で輸出の6~7割程度を占めている。最近では、水素を含む再生可能エネルギー事業、映画製作等にも力を入れている。
乳製品の輸出も非常に盛ん
Source: https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nz/data.html
Source: https://www.dairy.co.jp/dairydata/jdc_news/kulbvq000000pljw-att/kulbvq000000plme.pdf#:~:text=ニュージーランドはバターと全脂粉乳の主要輸出国で,あるが%E3%80%812028年の輸出シェアは全脂粉乳で53%%E3%80%81バター%20でも39%を占める見込みである%E3%80%82
▼結論
結論(リサーチの結果、個人的にはやっぱりこういう点が起業家にとっても価値だと思うッス、な論点)
国の科学機関との共同研究や政府のフードテック向けのグラント取得の実績を得ながら商品を開発し、VC等からの投資を受けながら量産化やグローバル展開を行う、という手堅い戦略を取れている。
面白いのは、もともとニュージーランドの国としての強みである乳製品輸出で培った海外販路を使って、巨大市場である米国への展開を行っているところ。(Localな強みを活かしたGlobal展開)
米国では、最終製品を扱うプレーヤーは、Pepsiなど、強そうなプレーヤーがいるため、直接飲料を提供するのではなく、to BでSocius Ingredientsのようなサプライヤーと組んで、素材を提供していくという狙いか。推測だが、スポーツ栄養市場であれば、消費者がよりサステナビリティやアニマルウェルフェアに関心がある?
ニュージーランド全体として、主要産業が第一次産品やその輸出であり、元々の強みを活かしたフードテック×Blue economy等の取り組みは、観測すると面白い可能性。
追加情報
Fonterraフォンテラの日本語での説明
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/investment/03/haifu_03.pdf
#Blue_Economy