20250327 ラボユース発表会資料 - LLMを介したコミュニケーション、主観的な認識がずれていることのリスクを抑えて価値を生む技術
青山柊太朗 / Bluemo
https://gyazo.com/e23cb04aa4babcd77cf55146429c265a
ラボユースで取り組んでいたこと+その延長線上のプロジェクトについてお話しします!
話題があっちこっちいきます
(写真撮影ご自由にどうぞ)
きっかけ
物事を論理的に考えられる知人二人が、めちゃくちゃ不毛な議論に明け暮れていた
「直接同じものを見て会話するのをやめればいいのでは!」
「主観的なチャット」
https://gyazo.com/116c20222f101b3d459f38080511d06e
「主観的なエディタ」
ラボユースでは主にこれを開発していました!
日本語と英語
https://scrapbox.io/files/67e643b77b61e900de8df889.mp4
分かりやすい文章と法律文書
https://scrapbox.io/files/67e643caaa599b94f18f7901.mp4
プロトタイプ段階で止まっていますが、結構有益な使い道があると思っています
興味ある方がいれば一緒に作りたいです!
「遅延のあるLLM変換を前提とした共同編集アルゴリズムを作る」のは技術的にも結構面白いと思う
今のやり方:diffをマージする古典的で速い同期処理と、llmベースの遅い同期処理を並列で走らせる
解けてない問題も色々あります
「AI媒介コミュニケーションの間主観的なモデル」
東大苗村研 Ari先生と中條さんとの共同研究
https://gyazo.com/3aeba9eb57caa45165af87dccbc57406
TomとJerryの雑談
https://scrapbox.io/files/67e6466c7fd0d5dd0a50038c.mp4
トランプ支持者とハリス支持者の議論
https://gyazo.com/eff430155ec6889237e1703ca74b84a0
論文
https://gyazo.com/6840284054ff83ee9af51c87cad9f8f0
何がやりたいのか
一般的には「客観的な現実を共有することは良い」とされている
合意形成をする、ファクトチェックをする、同じ理解を擦り合わせる、など
しかし、
①「客観的な現実」はとても脆弱
根本的に人間の環世界はずれている
ポストトゥルースの時代に対抗する方法は思いつかない
②「客観的な現実」という制約をなくすと、コンピューターを介したコミュニケーションにおいて色々なことができる
なので、以下の二つを作っていくと、「客観を共有できないこと」を恐れる必要がなくなりそう
「主観的認識がずれていること」のリスクを抑える技術
「主観的認識がずれていること」から価値を生む技術
むしろずれまくった方がアップサイドが大きい
詳細はこちら:「AI-mediatedな間主観的な熟議」と「フィジカルな飲み会」が拓く反脆弱な合意形成
机上の空論としてこれを語る研究だけやっていても、3年後にはAI研究者に置き換えられてしまいそう
実世界の価値を作りつつ、実世界でしかできない仮説検証をやっていきたい
これなら10年後くらいは生きられるのでは..!
「大規模熟議支援システム @ デジタル民主主義2030」
https://gyazo.com/aa23f951311b1d48d2100383e5ddcfd5https://gyazo.com/97d35b738d99517a535b6e3af6ee4509
「一億人で議論ができるシステム」
https://gyazo.com/6b1c8d21a202e2d8e516fdd9f688b024
スケーラブルな形で、市民が効力感と納得感を得られるような政策立案システムを作りたい
「AIを介した薄く広い議論」と「直接の狭く深い議論」を組み合わせる
他にも実世界の大人数のコミュニケーションに関わる機会を探しています
(そういえばグループウェアを作っている会社を知っているな...)
何か面白い機会があればお声がけ頂けると嬉しいです..!
お世話になりました!引き続き進めていきます。