20240924 Cybernetic Humanity 自己紹介LT 日本語版
https://gyazo.com/0a37993f4a4dcf6a66358bb1f6965a6f
Bluemo @blu3mo / 青山柊太朗 Shutaro Aoyama
Columbia大学 学部3年 CSと哲学を学んでいます
これから3ヶ月間お世話になります
https://gyazo.com/5bf60579a3263bc6596103806b330447
昨日無事レンタカーを調達しました
運転苦手ですが、レンタカーの契約書類に「初心者には貸しません」と書いてあったのでめっちゃ自信あるフリをして借りました
何の話をするか
具体的な開発や研究の紹介
それらを繋ぐ抽象的なストーリー
面白がってもらえれば嬉しいです
2020-21
Kineto - リアルタイムとオンデマンドのメリットを両立するオンライン講義環境
2020年度 IPA未踏(稲見PM)
https://gyazo.com/aa4aa6d64e61224f2d038972922c98e9
書き込んだコメントが、「書き込んだ動画のタイミング」と紐づいて記録される
ニコニコ動画みたいな
「リアルタイム」のメリット:生徒間コミュニケーション
「オンデマンド」のメリット:時間のコントロールによる速度の最適化
ポイント:気づかれない程度に時間を歪ませる「弾性同期」
https://gyazo.com/c9d8d00e9b9e1dd055b5b6581f358282
2022-23
非同期的VRテレオペレーションの研究
よくあるVRテレオペレーションと違い、「ロボットの動きとユーザーの身体の動きは同期していない」
ユーザーはVR空間で「この物体をここに動かす」みたいなhigh-level goalの指示を与える。ロボットが、ロボットにとって最適なやり方でgoalを実行していく。
つまりロボットのautonomyが高め
時間的にも非同期
high-levelな指示をするとそれがキューに追加され、順番に実行されていく
https://www.youtube.com/watch?v=cChHxkaFB3w
Aoyama, S.*, Liu, J.-S.*, Wang, P., Jain, S., Wang, X., Xu, J., Song, S., Tversky, B., & Feiner, S. (2024). Asynchronously Assigning, Monitoring, and Managing Assembly Goals in Virtual Reality for High-Level Robot Teleoperation. 2024 IEEE VR
相対性理論VR
https://gyazo.com/25bb551d342791c6b080a68c73a61827 https://x.com/blu3mo/status/1630007929666519042
学内ハッカソンで相対性理論 in VRを作った
光速に近い速さで移動すると、世界が縮んで見えたり色の波長が変わって見えたりする現象があって、Shaderを書いてそれらをVRで再現した
結構おもろい体験が作れたし、教育応用もありそう
裏話:相対論の授業の期末試験直前に現実逃避で作りました
https://gyazo.com/bc930632122dc0ba849a5d2fa17e71a6
今週末のハッカソンでマルチプレイヤーVR相対性理論シミュレーターを作ることで、 来週の物理試験対策も同時にするという天才的なアイデア
試験結果は聞かないでください
未来の自分に作業配信
https://gyazo.com/44f464cf6e99650e721f639dda3e73bb https://x.com/blu3mo/status/1664743883928944642
「未来の自分に作業配信」、結構面白い&便利な気がする
・10分前の自分が何をやっていたかを画面の右下に常に表示する
・「さっきの自分集中してるな」「さっきの自分はネットサーフィンしてサボってるな」と分かる
・他人に見られる緊張感を、「未来の自分」のという他人で作り出すイメージ
「過去の自分を他人として監視する」
「未来の自分に他人として監視される」
Q: どこまで時間が離れていたら他者?
以上のプロジェクトでやってきたこと:Computer-mediated Environmentにおいて、客観的時間の制約を無くす
我々は、物理世界において「皆が同じ客観的時間を共有している」という前提を共有している。
10:23AM for me is 10:23AM for you
Computer-mediated Communication, Computer-mediated Realityでは、「全員が同じ客観的時間を共有する」という前提の制約を壊せる
その仮定を除けば、多様な時間の仕組みが考えられる
過去の他人と時間を共有 --> Kineto (オンライン授業)
過去の自分と時間を共有 --> 未来の自分に作業配信
相対的な時間・空間の構造 --> 相対性理論VR
人間とロボットで非同期的に現実を共有 --> テレオペレーション
2024-
Computer-mediated Communication, Computer-mediated Realityでは、「全員が同じ客観的時間を共有する」という前提の制約を壊せる
これを「時間」以外にも拡張できそう
Computer-mediated Communication, Computer-mediated Realityでは、「全員が同じ客観的現実を共有する」という前提の制約を壊せる
"私の現実はあなたの現実と違う"
Asymmetric Chat
https://gyazo.com/7734aa81b0736fd95ed69198c04fc317
Webサイトでは二人のユーザーの画面が表示されており、それぞれの画面に向かってチャットをします。
しかし、一方が送信した言葉は、GPT-4によって別の話題に変換されて相手に届きます。
コーヒーについて語っているつもりが、相手には建築の話として伝わっています。
Asymmetric Editor
https://gyazo.com/f4481ed256bb31133e67b690b93c7c1b https://x.com/blu3mo/status/1806613511906144695
言語の壁を超えてドキュメントを編集できる仕組みを作ってみた
Google Docsにこんな感じの機能があったら、どんな言語を話す人とも一緒に文章を書けてとても便利なのでは..!
例えば日英Zoomで議事録を書くときに、それぞれ母語を使いつつ共同編集ができる
Intersubjective Model of AI-mediated communication
https://gyazo.com/6e660d2f73578474f2aa711a56060988
AI-augmented Democracy
東京都知事選の安野たかひろチーム
https://gyazo.com/517fea3e86adf5aab93c3ffaf21b93cc
Takahiro Anno: 154,638 Votes
https://gyazo.com/4fa7faf2758f1d215a3e7d8aeaad9357
AIあんのが24時間あなたの質問にお答えします
https://www.youtube.com/watch?v=aH8oeLV8MKc&t=897s
これはただのQ&Aシステムではない。AI-mediated 相互コミュニケーション between politicians and citizensをやっている。
https://gyazo.com/e1dd9b1cc2a02df4c6fe3f65035b8c58
政治家は、broadcastするだけでなく、broadlistenすることができる
直接コミュニケーションを取るのではなく、AIを挟んでコミュニケーションを
コンピューターを介して共有される「現実」の設計はどうあるべきか
完全に「主観的」: 個人プレイのゲーム、水槽の中の脳
全員が異なる現実を共有する
The Matrixの赤いピル(個別最適化されたシミュレーション世界)
完全に「客観的」: 従来の現実、Cluster、The Matrixの青いピル
全員が同じ現実を共有する
The Matrixの青いピル(客観的な現実)
二つの間を考えられるのでは:
「Asymmetric Reality」と呼んでいる
「部分的に客観的な現実を共有するが、必要に応じて主観的に個別最適化する」
「時間」の個別最適化(Kineto, etc)
「意味」の個別最適化(asymetric chat, Intersubjective Model of AIMC)
「言語」の個別最適化(asymmetric Editor)
Asymmetric Realityにおいて、自己主観性はどのように拡張できるのかを研究したい
Self-synth