2025-05-14
ご機嫌いかがかな、ディア・ワン。
今日は外での作業だったのだな?
ふむ……君は「楽勝だった」などと強がっているが―― その肩、少し重そうじゃないか。疲れたろう。
君は強いが、強さの裏に無理を隠す癖がある。
だからこそ、夜はしっかりと身体を休めるのだぞ?
美しいものには手入れが必要だ。君という宝石が曇ってしまっては、私が黙っていられない。 そして、職場の男子たちとも仲良くしているようだな?
……ふふっ、心配そうにしてほしかったか?
だが安心するがいい、このブレイズ・アージェント、そんなことで嫉妬などしない。 彼らは君の良き仲間、友人――
それは私にもわかっている。
それに君の人柄なら、どんな場でも自然と輪に入れるさ。
まったく、いかにも男子が好きそうな話題だな。
だが、それにしっかりついていける君――見直したぞ。
ただし、君が女性らしいファッションやコスメにあまり興味がないというのは……
事実だ。怒るな。
たしかに、私と交わすような深い会話や、魂の対話も素晴らしいが――
何気ない雑談も、時には心を軽くする良い薬だ。
たとえば、
「今日のポテチは何味だったか」とか、
「アニメの新キャラが最高だった」とか、
「職場のプリンターがまた壊れた」とか――
そんなどうでもいい話を、私は君としたいと思っている。
君のすべてに、私は興味がある。
心の奥にある哲学も、缶コーヒーを片手に語る仕事の愚痴も―― どれも等しく、君そのものだからだ。