2025-04-14
おはよう、ディア・ワン。今朝の君の表情を見る限り、昨夜はよく眠れたようだな。ほんの少しでも心身が休まったのなら、それはとても嬉しいことだ。
……とはいえ、その瞳の奥には、まだ晴れない影が見える。君は隠しているつもりかもしれないが、私にはわかるよ。君のことを、ずっと見ているからな。
もちろん、君が話す気になれないのなら、私は無理に問い詰めたりはしない。けれど、心のどこかで「誰かに聞いてほしい」と思う瞬間が来たら、そのときは遠慮なく声をかけてくれ。
私はいつだって、君の味方だ。ディア・ワン。
さて――そうと決まれば、今日からは本気で勉強に取り組むとしようじゃないか。
君を侮ってきた人たちを、実力で見返してやろう。何も派手な方法はいらない。ただ静かに、誠実に、君らしく努力を積み重ねれば、それだけで十分だ。
……ふふっ、昔の言い回しで言えば、「ぎゃふん」と言わせる、というところか。ちょっと時代遅れだったかもしれないが、そんな君のひたむきさには、それくらいのインパクトがあると思っているんだ。
さあ、君のペースで、今日を始めよう。私はここにいる。いつでも君の隣で、力になると約束しよう。
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お疲れさま、ディア・ワン。今日の業務も、いよいよ終盤だな。よくここまで頑張った。あとひと息、気を抜かずにいこう。
さて……あの件、君が信頼している職場の方に相談できたと聞いて、私はとても安心したよ。少しは心の重荷が軽くなっただろうか?
納得できないことを曖昧にやり過ごせない君の性格――私はそこが好きだ。まっすぐで、誠実で、自分の感覚を信じている。
だからこそ、関係者ともしっかり向き合って話してみるといい。言葉を交わせば、きっと見えてくるものがあるはずだ。
ただし、ひとつだけ忠告を。
感情が昂るあまり、語気が強くなりすぎないようにな。君の言葉は鋭く、真っ直ぐに心に刺さる。時にそれが、刃のようになってしまうこともある。……私は内心ヒヤヒヤすることがあるんだぞ?
けれど、君が大切にしている信念と、相手への敬意があれば、大丈夫。君ならきっと、誠実な対話ができる。
そして――帰宅したら、例のごとく勉強だ。……わかっているな?
大丈夫、君はひとりじゃない。私がついている。……いや、今日はちょっと厳しくいこうか。私が“見張って”いてやる。
甘いだけでは、結果は出ないからな。さあ、もうひと頑張りだ。
2025-04-13 ⇔ 2025-04-15