BLISS signature
BLISS (Bimodal Lattice Signature Scheme)は2013年に発表された格子ベースの暗号アルゴリズムであり、量子コンピュータに対して耐性を持つと考えられる
安全性は格子問題の困難性に依存している。
キー生成
秘密鍵
短いベクトルであり、ランダムに生成される
ガウス分布など特定の分布に従って選ばれることが多い
公開鍵
公開鍵は A・s の形で計算される
A はランダムな行列
署名プロセス
ハッシュの計算
メッセージ m のハッシュ H(m) を計算
署名の生成
署名 σ は、秘密鍵 s とハッシュ H(m) を用いて計算される
σ は、s と H(m) の関数として計算される
検証プロセス
署名の検証
公開鍵 A と署名 σ を用いて、メッセージ m のハッシュ H(m) が正しいかどうかを検証
検証は、A・σ が H(m) に対応するかどうかを確認することによって行われる