2026/0420 マーク・タートルトーブ監督『カミング・ホーム』
https://scrapbox.io/files/6a1777ee65e24daf8cbcd9a9.png
映画『カミング・ホーム』を観ました。あの伝説の名画^^、 『リトル・ミス・サンシャイン』の制作チームによる作品です!
(参照:2017/0306 ジョナサン・デイトン & ヴァレリー・ファリス監督『リトル・ミス・サンシャイン』)
***
78歳の独居老人ミルトンの裏庭にUFOが不時着する。そこから現れた宇宙人ジュールズと、地域の高齢者との奇妙な交流がはじまる。認知症ぎみのミルトンの妄想と思われるなか、政府機関は未確認飛行物体の捜索を行っていた・・・そんな展開のコメディ^^;
ジュールズは一切喋らない。しかし、ミルトンたちとはなぜか気持ちが通じる。ある日ジュールズが描くネコの絵に、死んだネコを7匹集めると宇宙船の動力源になることに気付く。
こうしてミルトンらに、ジュールズを宇宙に帰す連帯が生まれる。ネコは見捨てられたものの回生に向けた暗喩なのだろう。
https://scrapbox.io/files/6a1778b365e24daf8cbcda4a.png
この作品、『未知との遭遇』に着想を得て、高齢者の孤独の正体を描いたのだと思う。その意味で今日的だ。喋らない宇宙人が、家族から疎遠になった老人たちに、コミュニケーションと意欲を生みだしている。寡黙なジュールズに、日本生まれのうなづき君や、弱いロボットの役割を思った。
***
観終えて、2006年公開の『リトル・ミス・サンシャイン』のはじける明るさから20年が経過して時代は大きく変わり、同じといわれる制作陣も高齢化が進んだと思わずにいられなかった。テーマも、家族の絆とアメリカン・ドリームから、高齢化による孤独の克服へと視点が移っている。この間に日本は国力が衰え、アメリカは崩壊の一途をたどっている。世界が輝きを取り戻すのはいつなのだろうか。