NCPタイプ間の違いを捉えるFEP的ポイント4つ
A消化型:①の知的推論に強く依存する。また、①に依存して②は抑えるということを決めているという④の点も強い。③の点については、自身の意味更新に関わらないような俗物的なことへの重みづけが薄い特徴を持つ。
C操作型: ②の能動的推論(環境操作)に強く依存する。また、②に依存して①は抑えるということを決めているという④の点も強い。③の点については、自身の操作対象に関係の薄い形而上学的なことへの重みづけが薄いという特徴を持つ。
B緩衝型:内部モデルの保護を強く優先した④方策選択や③重みづけ調整を行う。高頻度で採用される方策として、回避・内面抑圧・沈静(消極的)化などがある。③重みづけに関しても、自己や既存構造の維持に関わる情報が優先的に重みづけされる。具体的には、親しんだもののや再現的刺激、あるいは真逆の、事故への脅威についてのサインなど。
M変調型:局所的なカップリング維持を優先し、③精度重みづけと④方策選択を最新入力に応じて短周期で変調する。①知的推論は、意味体系の統合よりも現前する場・他者・相互作用状態の即時推定として用いられる。②能動的推論も、環境を統制するより、自己の応答面・テンポ・注意配分・態度を調整し、誤差が高振幅の不整合として固定化する前に、場との整合を回復する方向で働く。
X探索型:仮説のアップデートとプローブをループしながら試行錯誤し、epistemic valueの獲得を目指す探索中心の行為構造の特徴を持つ。この探索は③的重みづけや④方策選択について、より多様でさなシチュエーション(未遭遇のものも含めて)により汎用的で効果的に対処できるような知識の獲得と言える。仮説更新は①知的推論に似ているが、その場の納得が最優先ではない。プローブ行動は②能動的推論に似ているが、その場の環境最適化操作が最優先ではない。