皇帝
「王」という諸国の統治者がさまざまいる中で、サイキョーをうたう、あるいはその座をうかがう野心的・急進的な態度の王様、あるいはハ?すでに世界征服してもう津々浦々統治してますけど?みたいな王様が名乗る大仰な役職。そんなアグレッシブさであるからして、大体の物語において望んで・息をするように戦争を起こしたり、武力のために悪魔に魂を売ったり、悪魔を圧倒的にしばきたおして下僕にしてしまったりする。
FF2のパラメキア帝国のこうてい。フィン王国に攻め込み、主人公たちも戦火にまきこまれるのが物語の導入部である。中盤にパラメキア城に乗りこむイベントがあるが、城は山岳地帯にあり麓も砂漠という、なんというかそりゃ版図を拡げないと国が潤わなさそうな感じでなるほどとなる。
FF6のガストラ帝国の皇帝。魔導の力で世界の覇権を狙う。
ロマンシングサガ2の帝国。物語の導入においては別に版図の拡大につとめるような印象はないのだが、現生人類vs七英雄という戦いの片方に担ぎ上げられることによってイヤーまいっちゃったな〜力つけないとアイツらに勝てないな〜勢力を広げてみんな力を合わせなきゃネ!と世界征服していく形になる。生き残った者が、勝ち残った者が、正統性をベタベタ貼りつけて、歴史をつづるのだ!!
#身分と種族