用語のスコープ
当サイトは筆者を想定読者として作成している。
筆者はこのようなコンテンツをいろんな人がおのおの用に作る世界を望んでいる。そういうの覗くの大好き。
筆者と読者の間で想定する用語のスコープがずれると誰も得しないケンカが発生する。
毎年「『流行語大賞』てどこで流行しとんねんそんな言葉知らんでしかし!」という表明が各地で見られるのが象徴的。
略語にも似たことがあり、"油揚げ"ってェ…たかが豆腐にィ特定の調理法の代表みたいなツラァ?されたくねェんだけど敬具!? ! ? という憤りが今日もどこかの食品会社で起きている。というのは冗談だが、なぜ道路占用工事企業者連絡協議会が"道路"も"工事"も含まない『企連協』なる略称なのかは"マジ"で"気"になる草々!? ! ? スコープを適当な範囲に絞る、すなわち内輪で使う用語が外部へ出ていきにくくするために卑語や濃文脈のことばを混ぜる手法もあるが、かえって目新しくキャッチーになることも多い(『飛鳥文化アタック』『Vコーディー』とかなんとも楽しげである)。語源となる特定の人物や事件の名前を混ぜる方が流出防止の観点では効果的かもしれない。