ルビ
一般的に読むのが難しそうな漢字や他国語を用いた言葉・人名などの横に配置された、読み方を表す文字列。
与える印象が具体的なレイアウトに左右されるのでプレーンテキストでの例示が難しいが、仮に以下のようなもの。
難しそうな漢字:轟(とどろ)く、犇(ひしめ)く、姦(かしま)しい
他国語:Ураааааа(ウラー)!!
人名:内田百閒(うちだひゃっけん)
地名の漢字表記:桑港(サンフランシスコ)
子供や初学者はおろか言及対象を知らない(日本の人名地名はそのものズバリを知らない限り正解が分からない認証のような存在だ)場合にもフレンドリーともいえるが、そこから一般的にそう読まない読み方や類語を当てて注釈のような役割を持たせた用法が発生し、さらには振り仮名を必要としない言葉(平仮名の単語など)に類語を当てて意味を多重に持たせる技法が生まれ『ルビ芸』として親しまれたりしている。
類語の当て字:本気(マジ)
カタカナ語の省スペース化:花嫁衣裳(ウエディングドレス)
略語併記:CIA(米国中央情報局)、米国中央情報局(CIA)
符丁・俗語の説明の省略:真犯人(ホンボシ)
ルビ芸:省略
HTML仕様にわざわざrubyタグがあるので日本語以外でも使用例は絶無ではないとは思うが、英語メインのコンピュータゲームのメッセージ表示システムでは見たことがない。フォントサイズの違う文字列を同時に複数、関連付けられた単語近辺に表示するという仕様をわざわざ実現するのはコストに見合わないのかもしれない。