ひびわれ
望ましくない最適解。
“Civilization”開発チームで使っていた言い回しが「水はひび割れを見つける」というものだ。つまりプレイヤーの利用できるゲームデザイン上の穴があった場合、それが発見されて悪用されるのは絶対に不可避である。最大の危険は、プレイヤーがひとたび利用できる穴を見つけてしまうと、最早それを使わずにプレイする事が不可能になってしまうという事だ。得た知識は忘れたり無視する事はできない。知らなかった方が良いと思っていてもだ。
こちらは無傷だが敵にミニマルダメージしか与えられないvs損耗リスクを考慮しながら殴る、みたいなシチュエーションで常時前者一択に感じられるとテンポとスリルが死ぬ(ゲームが進んでプレイヤーキャラが強くなり「無傷で殴る」ができるようだとまた別の様相ではある)。
exploitがクリアタイムを縮めてくれるなら、それはスピードランで必ず使われることになる。