ひどい思い出作り
制作側の意図として、プレイヤーにつらい、悲しい、後味が悪い、などの感情を抱かせるようなデザインを盛り込むこと。
どうしてそんなことするの。
とりい氏:
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『サンサーラ・ナーガ2』は龍を育てるゲームなんです。龍の子どもが産まれるってなったときに、あっちの区役所行って、書類足りないから持ってきてみたいにお役所をたらい回しにされるんですけど、それがめちゃくちゃ嫌で。
押井守のストーリーがいいのはもちろんなんですけど、嫌がらせされてるのが楽しかったんです。「ゲームって、人に合法的に嫌がらせできるんだ」と思って(笑)。
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心が動けば、嫌な思いでもいい思いでもいいんですよ。
でもそれでいうと、嫌な思いをして面白いのってゲームぐらいじゃないですか。だから「せっかくゲーム作るなら、嫌な思いをして面白くなってほしいな」と思ったんです。それにしかできないことを、やっぱりやりたくなる。