ファミコンの色数制限
パレットはスプライトとBG用にそれぞれ4つ、合計で8つあり、1パレットは透明を除き3色。
合計で24色を使えることになります。
これに加え、すべてが透明の場合の「背景色」を含めて25色が、ファミコンの同時発色数です。
ここで示した絵(引用者注:メタルスレイダーグローリー)では、画面上に15色を使っていました。…ファミコンの理論上の限界値は 25色ですが、実際には重複して持たないといけない色があったり、25色を使い切ることなんてできません。
先に BG画面で絵を描く例として挙げた、ビッグバイパーは6色で描かれていました。15色「も」使うというのは、驚異的なことなのです。
https://www.wizforest.com/OldGood/ntsc/famicom.html
FCロックマンでは絵を表示する際に複数のパレットのキャラの重ね合わせで表示されているものが多いです。
https://w.atwiki.jp/rockman8/pages/28.amp
ロックマンのボスロボットが色とりどりなのはボス部屋に同時に1体しか出ないし、他のザコも出ないからなのだろう。
This demo shows the normal 56-color NES palette using all eight color tint settings, for a total of over 400 colors on screen at once.
https://nesdev-wiki.nes.science/wikipages/Full_palette_demo.xhtml
ファミコンには描画を司るPPUというチップがあり、そいつをこちょこちょすると描画色のR, G, B要素を強調できる機能があったそうな。うまく使えばもっと同時発色数が稼げたり?したの?
Final Fantasy and Final Fantasy II rapidly sets and clears all 3 emphasis bits to flash the screen when going into a battle screen, also rotates colors when entering the status screen.
https://www.nesdev.org/wiki/Colour-emphasis_games
FFやFF2だとエンカウンター時のフラッシュ演出に使われたりしたらしい。