配置と文脈生成
配置することは、断片に位置を与えることであり、流れを発生させることである。それはつまり、文脈を生むこととイコールだ。
よって、アウトラインのように、リニア(+階層)に断片を置くことと、カードやマップのように平面に断片を置くことは、仮にそこに一定の変換可能性があるにせよ、基本的には別の行為だと言える。見た目の違い以上に(というか、見た目の違いに加えて)、意味的、文脈的な違いが生じてくる。
断片を配置する作業においては、この違いに注意を向ける必要がある。文脈拘束力が強いほど、新しい関連付けが生まれる余地は小さくなる。
初出:2017.mar.14