目的型断片と自由形断片
断片化には、大きく二つのスタイルがある。あらかじめ目的が決まっている断片収集と、そうした目的を持たない収集だ。
前者でも、何を集めるべきかが決まっているものと、そうした制約を持たないものがある(アンケート、フィールドワークがそれぞれ該当)。
目的がはっきり決まっているほど、作成される断片のフォーマットも厳密になってくる。逆に目的性が薄ければ、フォーマットの厳密さも薄れる。それは、一見自由度が高いことを意味するが、どのように断片化してよいのかわからない、という悩みも生む。
さらに、作成した断片の管理(保管やその他の扱い)も、自由度の影響を受け、管理者を悩ませることになる。
初出:2017.Mar.17