断片の密な接続と切断
先入観や固定観念というものは、ある断片と別の断片の接続が密であることを指す。あまりに密であるがゆえに、一つの大きな断片として扱ってしまうということが興りうる。
アイデアの定義からすると、このような状態ではアイデアは生まれにくい。接続が密すぎると、新しい組み合わせが生まれないからだ。しかも、その結びつきは、無意識なので、取り扱いがやっかいである。
そこで情報カードなり、アウトライナーなどで、意識的に切断を入れていくことが必要だ。ある意味で、自分にとって非常識なことを考えられない限り、アイデアは生まれてこない。
アウトライナーは接続の道具でもあり切断の道具でもある
初出:2017.Jul.26