文脈生成力とカード
カードはさまざまな順番・配置に並び替えることができる。あまたのプロトタイプを作っているとも言えるし、そこで生じる文脈の感触を確かめているとも言える。
グループにしたり、一列に並べることで、私たちの認知は、そこに”ひとまとまり”を感じるようになる。文脈が生成されるだ。
しかし、それは仮組みでもある。いつでもバラバラにできてしまうものだ。頭の中で、それはいつまでも(仮)の状態にとどまり、認知のメモリを余分に消費する。
だから、作業を前に進めるためには、それを固定しなければいけない。カードからノート、プロセス型アウトライナーから、プロダクト型アウトライナーへと移動させることによって。
初出:2017.Mar.03