価値と欲望
私たちは断片を蓄積していくことで全体化への希求を持つ。
溜まった断片は全体に成りたがる。欲望が生じるのだ。
一方、情報のエントロピーと価値の問題がある。価値は増え続けなければ摩耗し、やがてはゼロになる。
新しい価値の創出は、系の維持において必須であり、全体化はその一つの手段である。
ここで欲望と価値が一致する。私たちは単にそれをなしたいから全体化(表現)を行う。そして、その行為は、系から見てもニーズがある。必要なのだ。この二つが重なっている限り価値は生まれ続ける。